安全対策

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安全対策とは、なんらかの事故や災害が発生したときに、その被害を最小限に抑えるよう準備することをいう。

コンピューターの世界の基本的な安全対策として故障対策やセキュリティ対策などがある。

安全対策費用は事件事故が発生するまでは一見すると無駄なコストに見え、しかもシステムの導入および運用に占める割合も非常に大きい。たとえば故障対策としてハードウェア冗長化を行うと2倍の機材と連動させる仕組みで単純に2倍以上の費用がかかる。セキュリティ対策も日々のメンテナンスを行う要員をおけば人件費が発生する。法的な問題に備え顧問弁護士と契約するのも一種の安全対策である。

このため安全対策費用は考えなしにコストダウンを迫ると真っ先に削られる部分である。ハードウェアであれば「基板を見るやつなどいない」という前提で安物の電解コンデンサなどを採用してコスパの高さを強調してみたり、システム開発の世界では「Write once, Run away」というくらい手抜きされたプログラムを納品されることが多い。

なかでも最近よく問題になっているのはサーバーの世界での放置プレイである。運用コストを全面カットすべく、サーバーは動き出したら壊れるまで放置される。そして企業のウェブサイトなんかがボットクラッキングされて個人情報流出という定番パターンに陥る。怖いですねぇ。怖いですねぇ。