宗教上の理由

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宗教上の理由(読み:しゅうきょじょうのりゆう)とは、自らと競合するものが「客観的にみて素晴らしいもの」であっても、心情的・会社的に受けいれられないことをいう。

概要

主に大企業などでは「A社の作った機能」がどんなに素晴らしくても、宗教上の理由でB社やC社は「負けを認めたくない」ために採用できないといったことが多々ある。

コンピューターの世界でも「宗教上の理由」により、メーカーごとに接続端子が乱立したり、ネットワーク・プロトコルが乱立したりという歴史を繰り返してきた。

現在ではUSBBluetoothなどのように「みんなで標準化しよう」という流れが起きやすい土壌になりつつある。それでも「H.265AV1」などのように分裂したりといったことは起きている。

GPU界隈

また、GPU界隈では今なおこの傾向は顕著であり、その機能を採用しないだけならまだしも、OpenGLなどのように「類似の拡張機能」が乱立し、「同じ機能なのにA社とN社で呼び出し方が違う」などという悲惨なことになっているケースも散見される。

一方、Direct3Dは、このような宗教上の理由が問題になることを抑制すべく「マイクロソフトが発表した新機能」として取り込むことを積極的に行っている。

現在でも「G-Sync」と「FreeSync」といった小競り合いは続いている。