廃スペックPC

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廃スペックPC(読み:はいすぺっくぴーしー)とは、病的にハイスペックな製品を常に求め続ける廃人、いわゆるスペック厨が使っているパソコンのうち、その時代において考えうる最高性能の製品群を指す言葉である。

概要[編集 | ソースを編集]

基本的に「廃スペックPC」という言葉が用いられるのは個人の所有物である。法人企業で使われる業務用のコンピューターであれば上を見ればメインフレームスーパーコンピューターまで存在するため対象外である。たとえばネットゲーム専用のパソコンXeonマルチプロセッサ構成でQuadroSLI構成で積んでいるようなキチガイに対して「すごい廃スペックだな」などという。廃スペックPCはいわゆるモンスターマシンであり、軽自動車にポルシェとフェラーリのツインエンジンを乗せた感じである。廃スペックPCであればホームページもサクサク見られる。

なお、パソコンは肉や野菜と同様にナマモノであり、半年から1年程度でミドルレンジ以下に成り下がるが、そのよう些細なことを気にするケチな野郎は廃人の称号を手に入れることはできないので注意する必要がある。

PCゲーム[編集 | ソースを編集]

一部のPCゲームは画質などを最高設定にすると、そのゲームの発売時点における最強の廃スペックPCを用いてもまともに動作しない。これは1年後くらいの廃スペックPCでは動くであろうという前提で開発しているからである。しかしながらスペック厨は「廃スペック具合が足りない」と思い、さらなる廃スペックを追求する。ゲームを楽しむことよりもゲームを最高スペックで動かすことを楽しむのである。

PCゲーム業界は家庭用ゲーム業界と比べ遥かに小さな市場であるにも関わらず、市場的・経済的に成立している理由はここにある。

代表的なゲーム[編集 | ソースを編集]

その分野においては、かつてはMicrosoft Flight Simulatorが有名であったが、近年ではCrysisなど有名である。なお、それらのゲームが面白いかどうかはまた別次元の話である。

消費電力[編集 | ソースを編集]

電子レンジを常時稼働しているような膨大な消費電力が最大の特徴である。

排熱[編集 | ソースを編集]

また排熱はドライヤー並みであると例えられることが多く、熱く、轟音を響かせる。そのため高画質と引き換えに音響に悪影響を及ぼすことも多い。その対策としてパソコン本体を隣室に設置するなどの工夫が必要となる。ワイヤレスHDMIエクステンダーを入れると捗る。

その他[編集 | ソースを編集]

廃スペックPCファンレスPCの対立に結論は出ていない。

某巨大掲示板PCゲーム板において喧嘩が始まる原因の多くは、相手のPCスペック触れ、「俺の方がより廃スペックだ」と見下すことによって勃発する。

廃スペックPCの例[編集 | ソースを編集]

元祖
現在(2019年12月)
  • CPU:Xeon [email protected] 28C56T
  • メモリ:DDR4-4000 384 GB
  • グラボ:Quadro RTX 8000×2 GDDR 6 96GB
  • SSD:M.2 NVMe 10 TB
  • HDD:SATA 3 100 TB

関連項目[編集 | ソースを編集]