「地理冗長」の版間の差分

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地理冗長とは災害や紛争などである地域が壊滅しても[[システム]]は止まらないように[[冗長化]]を行うということである。たとえば東京の[[データセンター]]で[[停電]]が発生しても、札幌の[[データセンター]]が正常稼働していることで[[システム]]は止まらないなどと言った構成の事を言う。いわゆる家庭用などでも使われている[[HDD]]の[[RAID]]構成のようなものを地域間まで広げたと考えるとよい。
 
地理冗長とは災害や紛争などである地域が壊滅しても[[システム]]は止まらないように[[冗長化]]を行うということである。たとえば東京の[[データセンター]]で[[停電]]が発生しても、札幌の[[データセンター]]が正常稼働していることで[[システム]]は止まらないなどと言った構成の事を言う。いわゆる家庭用などでも使われている[[HDD]]の[[RAID]]構成のようなものを地域間まで広げたと考えるとよい。
  
なお、この手の例では[[東京]]と[[大阪]]の2拠点の地域を示す場合が多いが、[[日本]]の[[公的機関]]向けに地理冗長を行う場合は[[本州]]・[[北海道]]や[[本州]]・[[九州]]などの[[海底ケーブル]]を跨がない地域と跨ぐ地域の組み合わせによる構成がベターであり、国際的な[[オンラインサービス]]の場合は国家間を跨ぐ地理冗長がベターであると言われている。
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なお、この手の例では[[日本]]の二大都市である[[東京]]と[[大阪]]の2拠点を示す場合が多いが、[[日本]]の[[公的機関]]向けに地理冗長を行う場合は[[本州]]・[[北海道]]や[[本州]]・[[九州]]などの[[海底ケーブル]]を跨がない地域と跨ぐ地域の組み合わせによる構成がベターであり、国際的な[[オンラインサービス]]の場合は国家間を跨ぐ地理冗長がベターであると言われている。
  
 
ちなみに、[[Amazon]]が[[AWS]]のために開設した[[東京]]にある[[データセンター]](通称:東京リージョン)は、[[日本]]にあるにも関わらず[[FBI]]直轄の治外法権であるとされている。これを[[パトリオット法]]という。<ref>[http://www.publickey1.jp/blog/11/amazon_9.html Amazonクラウド、「東京データセンターも、米パトリオット法の対象内」と説明 - Publickey]</ref>
 
ちなみに、[[Amazon]]が[[AWS]]のために開設した[[東京]]にある[[データセンター]](通称:東京リージョン)は、[[日本]]にあるにも関わらず[[FBI]]直轄の治外法権であるとされている。これを[[パトリオット法]]という。<ref>[http://www.publickey1.jp/blog/11/amazon_9.html Amazonクラウド、「東京データセンターも、米パトリオット法の対象内」と説明 - Publickey]</ref>

2013年12月18日 (水) 03:30時点における版

地理冗長(読み:ちりじょうちょう)とは、地理的に異なる2つ以上の地域で冗長化を行うことである。

概要

地理冗長とは災害や紛争などである地域が壊滅してもシステムは止まらないように冗長化を行うということである。たとえば東京のデータセンター停電が発生しても、札幌のデータセンターが正常稼働していることでシステムは止まらないなどと言った構成の事を言う。いわゆる家庭用などでも使われているHDDRAID構成のようなものを地域間まで広げたと考えるとよい。

なお、この手の例では日本の二大都市である東京大阪の2拠点を示す場合が多いが、日本公的機関向けに地理冗長を行う場合は本州北海道本州九州などの海底ケーブルを跨がない地域と跨ぐ地域の組み合わせによる構成がベターであり、国際的なオンラインサービスの場合は国家間を跨ぐ地理冗長がベターであると言われている。

ちなみに、AmazonAWSのために開設した東京にあるデータセンター(通称:東京リージョン)は、日本にあるにも関わらずFBI直轄の治外法権であるとされている。これをパトリオット法という。[1]

関連項目

参考文献