「歩留まり」の版間の差分

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=== マルチコア ===
 
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昨今の[[マルチコア]]な[[CPU]]や[[GPU]]では、特定のコアが不良品である前提で生産されることが多い。
 
昨今の[[マルチコア]]な[[CPU]]や[[GPU]]では、特定のコアが不良品である前提で生産されることが多い。
たとえば製造は10コアで行い、そのうち8コア以上が正常であれば[[ハイエンド]]、4コア以上が正常であれば[[ミドルエンド]]製品、2コア以上が正常であれば[[ローエンド]]製品として出荷するなどということが行われている。
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たとえば製造は10コアで行い、そのうち
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* 8コア以上が正常であれば[[ハイエンド]]製品、
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として出荷するなどということが行われている。
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この場合、どれも製造ラインは同じである。
  
 
==関連項目==
 
==関連項目==

2020年6月23日 (火) 07:43時点における最新版

歩留まり(読み:ぶどまり、英語:yield rate)とは、生産された製品の総量に対する、不良品ではない製品の割合のことである。

概要[編集 | ソースを編集]

たとえばCPUを100個作り10個が不良品であった場合の歩留まりは90%である。
同様に、CPUを100個作り20個が不良品であった場合の歩留まりは80%である。

大雑把に比較表現する場合は「歩留まりが良い」「歩留まりが悪い」などといい、前述の例であれば前者が「歩留まりが良い」であり、後者が「歩留まりが悪い」ということになる。 歩留まりが悪いと、無駄となる原材料費の増加に伴う製造コストの増加や、市場に供給できる数量の減少による機会損失などに直結するため、歩留まりの良し悪しは生産性や効率性の優劣を量るひとつの目安となる。 とくに半導体などの分野では製品価格などに大きな影響を与える。

主な歩留まりの向上方法[編集 | ソースを編集]

マルチコア[編集 | ソースを編集]

昨今のマルチコアCPUGPUでは、特定のコアが不良品である前提で生産されることが多い。

たとえば製造は10コアで行い、そのうち

として出荷するなどということが行われている。

この場合、どれも製造ラインは同じである。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]