無敵の人

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無敵の人とは、人間関係も、社会的地位もなく、失うものが何もないことから罪を犯すことに心理的抵抗のない人を指すネットスラングである。 単に犯罪に抵抗がないだけではなく、最後に歴史に名を刻もうと犯罪に邁進することも多い。

概要[編集 | ソースを編集]

漫画「黒子のバスケ」をめぐる連続脅迫事件で、犯人が初公判の意見陳述で使用し話題となった。 この意見陳述では、格差社会についても触れ、「これからの日本社会は『無敵の人』が増えこそすれ、減りはしない」と今後の日本を憂うような発言をしている。

主な無敵の人[編集 | ソースを編集]

2014年5月25日 - AKB48握手会傷害事件[1][編集 | ソースを編集]

逮捕された24歳の男は青森県十和田市の出身。祖父と母との3人暮らしで、高校卒業後大阪や青森で仕事をしていたが、事件発生の半年ほど前から自宅で引きこもりに近い生活を送っていた。

男は中学時代に陸上競技で国体に出場していた経験があり、十和田市から会場のある滝沢市まで約120kmを自転車で現場まで向かったとされる。 男はAKB48のファンではないものの、握手会場に入場するために購入したと思われる2枚のCDを所有していた。 凶器は自宅にあった折込鋸で、刃の裏にはカッターを貼り付けるなどの改造が施されていた。

犯行動機について当初は「人を殺すつもりだった。相手は誰でもよかった」と供述しており、通り魔に近い無差別テロだったことを示唆していたが、途中で「AKBなら誰でもよかった」に変わっている。また、被害者である川栄と入山については「メンバーの名前は知らなかった」と話している[2]。その一方で、反省の言葉や、負傷した川栄・入山・男性スタッフに対する謝罪の態度もなく、供述が二転三転していることから、盛岡地方検察庁責任能力の存在を裏付ける目的で盛岡簡易裁判所精神鑑定を申請、6月5日に受理され、男は6月6日から7月29日までの予定で鑑定留置されている[3]

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]

  1. “AKB握手会、川栄李奈さんと入山杏奈さんら襲われけが”. 朝日新聞. (2014年5月25日). http://www.asahi.com/articles/ASG5T5VXFG5TUJUB009.html 2014年5月25日閲覧。 
  2. ノコギリ男「AKBなら誰でもよかった」 日刊スポーツ 2014年5月28日
  3. XX容疑者に精神鑑定実施へ 責任能力裏付ける狙いか 産経新聞 2014年6月6日
    記事タイトルにある容疑者の苗字は「XX」で伏せている。