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無農薬野菜とは、農薬を使わずに育てた野菜のことである。

概要編集

虫も食わないほどまずい品種が多い。

一般的に野菜というものは「旨さ」パラメーターを上げると「防御力」パラメーターが下がる。 食感を良くするために「皮を薄くする」「柔らかくする」といった品種改良が行われたためだ。 そのような軟弱な品種で生産量を保つために農薬が使われている。

一方、無農薬野菜は「防御力」を上げて「旨さ」を下げていることが多い。 多くの場合、外装を硬くすることで虫も食わない強い品種にし生産量を保っているのである。 無農薬野菜向け品種は外装が強いので台風などの災害にも強いという特徴もある。

理想論でいえば「農薬が必要な品種を無農薬で栽培する」ことである。 ただ露地栽培では非常に厳しい結果となる。 一部では収穫量は諦め、販売価格を大幅に上げることで、農薬が必要な品種を無農薬で栽培している農家もある。

また、「農薬が必要な品種を無農薬で栽培する」というのは、潰れた半導体工場の跡地を使った「植物工場」でもわずかながら実現されている。無菌室に植物育成LEDライトを大量に並べて野菜を栽培するのだ。

ちなみに農薬では防げない病気も多く「無農薬野菜向け品種に農薬を投入する」という事例もある。

野菜ではなく穀物、米を例にすると、

  • 農薬でもどうにもならないほど旨さパラメーターに全振りしたのが「ササニシキ」であり、
  • 農薬でどうにかなる程度に抑えたのが「コシヒカリ」、
  • 無農薬に近い状態でもそこそこいけるようにしたのが「コシヒカリBL」である。

関連項目編集