視覚が認識できる平均フレームレート

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2023年2月15日 (水) 03:05時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版
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アイルランド国立大学ゴールウェイ校(NUIG)のケビン・ヒーリー(Kevin Healy)氏は、100種以上の生物を対象に「時間知覚」の能力を調査した。本研究は2022年12月20日に開催されたイギリス生態学会の年次総会(BES Annual Meeting 2022)で発表された。

https://www.britishecologicalsociety.org/events/bes-annual-meeting-2022/

「網膜電図(ERG)」という装置を使い、眼球に電極をぶっ刺して計測したらしい。

なお、あくまで「平均」であり「最大値」ではない点に注意する必要がある。アスリートのような超人であればもっと上を狙えるし、老人であればもっと下の可能性もある。

主な動物の時間知覚
動物 フレームレート
ヒト 65Hz
75Hz
96Hz
すずめ 146Hz

この研究から一般的なテレビPC向けディスプレイリフレッシュレートである60Hzでは足りないことがわかる。一方でゲーミングディスプレイの144Hzや240Hzなどは過剰であることもわかる。

PCテレビでは、平均65Hz以上であり、かつ映画の24Hzとテレビの60Hzの最小公倍数である「120Hz」が理想的であると思われる。

またスマホのように処理能力や消費電力などの制約がある場合は「90Hz」がバランス的に理想的であると思われる。