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2.5ギガビットイーサネット(2.5G Ethernet)は、イーサネット技術の一種で、最大伝送速度が2.5ギガビット(2,500メガビット)である有線通信規格です。

従来のギガビットイーサネット(1G Ethernet)は最大1ギガビットの伝送速度でしたが、2.5G Ethernetはその2.5倍の速度で通信ができます。これは、より高速なネットワーク接続を必要とする企業やデータセンター向けに開発された技術であり、膨大な量のデータを処理する必要がある場合に特に有用です。

先行していた10ギガビットイーサネットが「専用ケーブルが必要で貼り直し作業費用が高額」「SPF+製品が高額」などの理由で普及していなかった問題を解決すべく登場したものです。

2.5G Ethernetは従来のLANケーブル(カテゴリー5eやカテゴリー6のケーブル)を使用することができ、既存のインフラストラクチャを利用することができるという特徴があります。

後に2.5G Ethernetの発展型として、従来のLANケーブルを流用できる10ギガビットイーサネット「10GBase-T」が登場し、現在はそちらが主流になりつつあります。

ザックリいうとこんな感じで変移しました。

  1. 10G(専用ケーブル)・・・サーバー特化したせいで高値で推移し普及せず
  2. 2.5G(LANケーブル)・・・ゲーミングPC界隈で人気に
  3. 10G(LANケーブル) ・・・アップルもイチオシ