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差分

APU (ファミコン音源)

1,529 バイト追加, 2022年4月20日 (水) 02:00
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同時期の[[MSX]]が採用した[[PSG音源]]や[[セガ]]の[[SG-1000]]などが採用した[[DCSG音源]]などと比べてAPUは圧倒的に高性能で多彩な音を鳴らせるという特徴があった。
<nowiki>*</nowiki> == 構成 ===== 矩形波 x2===APUでは矩形波に「デューティー比」を指定できるようになっている。デューティー比は「12.5%」「25%」「50%」「75%」の4種類が指定できるが「25%」と「75%」はほぼ同じ音なので実質3種類である。PSG音源などの競合製品は「デューティー比50%固定」だったのでAPUは3倍の音色数となっている。
<nowiki>*</nowiki> 三角波 x1音量は16段階で指定できる。
<nowiki>*</nowiki> ノイズ === 三角波 x1===APUでは三角波を利用できる。競合製品にはなかった新音色となっている。
<nowiki>*</nowiki> DPCM x1なお、音量は指定できない。
<br />=== ノイズ x1 ===ノイズは「2種類の規則性のある乱数」で波形を生成して音を鳴らす機能である。「規則性のある乱数」なので実質的に固定音色であり、メモリ節約のために動的に波形生成しているというものである。周波数(再生速度)を16段階で指定できるので実質32種類の音色を鳴らすことができる。 なお、初期型ファミコン(コントローラーのボタンが四角いゴム製のやつ)は乱数が1種類となっている。 音量は16段階で指定できる。 === DPCM x1 ===1bit[[デルタ変調]]のいわゆる[[PCM音源]]である。こいつを使えば何でもできる。ただROMカセットの容量の都合でほとんどの[[ゲーム]]ではドラムを鳴らすのに使われている程度であった。ハードウェアが超高性能化した昨今では「DPCMに膨大なデータを流し込んで音楽を鳴らす」などといったことが行われている。