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Amlogic S905X4とは、米国Amlogic社が2020年7月ごろから出荷開始したSoCである。

目次

主な変更点編集

S905X4はS905X3のマイナーチェンジでありCPUGPUなどは性能的にはほとんど変わっていません。CPUのブーストクロックが少し上がったくらいです。

主な違いは「ニューラルエンジン」が削除され、代わりに「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載されたという点です。こんなSoCで人工知能なんて誰も使わなかったのでしょう。

CPU編集

  • Cortex-A55, 2.0GHz, x4

CPUの動作周波数はS905X3が最大1970MHzなのに対して、S905X4は最大2180MHzに向上している。ただしカタログスペックではどちらも「2.0GHz」になっている。さすがアメリカ製だ。小数点以下なんて誤差だ。

GPU編集

GPU自体は変更ないがVulkanAPIバージョンが1.0から1.1になっている。つまりデバイスドライバーの新しくなった。そもそもAndriodゲームVulkanを使っているものはほとんどないのであんまり深く考える必要性はない。

暗号化エンジン編集

S905X4では暗号化エンジンに「RSA」が加わった。使える暗号化エンジンはAES, TDES, SHA-1, SHA-2, HMAC, SM4, RSAである。

人工知能編集

S905X3の目玉機能であったニューラルエンジンはS905X4ではバッサリ削除されている。こんなローエンドチップで人工知能をやろうとする変人はさすがにいなかったらしい。

ビデオデコーダー編集

S905X4では新たに「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載された。こいつを使うことで「4K、10ビット、プログレッシブ」という条件でも120fpsを叩き出せるとしている。一般的な60fpsではなく無駄に120fpsにしてくるあたりがさすがアメリカ製だ。でかいのは正義だ。

そんな動画が実際にあるのかは知らんがAV1NetflixAmazon Prime VideoYouTubeなどがすでにサポート開始しており、これらを視聴するときの負荷が劇的に下がるだろう。

Amlogic製品といえばAndroid TV BOXであり、S905X4の最大の変更点は間違いなくこれだ。

オーディオプロセッサー編集

「2xHiFi4 Acoustic/Audio DSP」なるものが搭載されたらしい。よくわからん。

主な製品編集

関連項目編集