CAP定理

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CAP定理(読み:きゃっぷていり)とは、

  • 一貫性(Consistency)
  • 可用性(Availability)
  • 分断耐性(Partition-tolerance)

の3つうち、同時に満たせるのは2つまで、という定理である。

逆をいえば、どれか1つを捨てなければならない。


概要[編集 | ソースを編集]

一貫性[編集 | ソースを編集]

一貫性とは、最新の書き込みデータを確実に受け取れること。

いわゆる「トランザクション処理」ができるこという。

可用性[編集 | ソースを編集]

可用性とは、特定のサーバーに障害発生しても全滅しないこと。

いわゆる「単一障害点」がないことをいう。

分断耐性[編集 | ソースを編集]

分断耐性とは、ネットワーク分断が発生しても動き続けること。

「大規模なネットワークで単一障害点の排除など現実的には無理だ」という考え方である。

主な製品のCAP定理[編集 | ソースを編集]

データベース[編集 | ソースを編集]

C A P 備考
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Apache CouchDB
Apache HBase
Hypertable
MongoDB
RDBMS(MySQLやPostgreSQLなど)