「Cataclysm Dark Days Aheadをソースからビルドする」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
5行目: 5行目:
  
 
== gettextをインストールする==
 
== gettextをインストールする==
[[Mac OS X]]は[[BSD]]という宗教に属しているため、それと敵対する[[GNUプロジェクト]]が開発を主導する[[gettext]]は標準搭載されていない。
+
[[Cataclysm]]の[[ビルド]]には[[gettext]]が必須であるが、[[macOS]]は[[BSD]]という宗教に属しているため、それと敵対する[[GNUプロジェクト]]が開発を主導する[[gettext]]は標準搭載されていない。
Cataclysmのビルドには必須なので別途手動でインストールしておく必要がある。
+
 
[[ソースコード]]から[[ビルド]]して大した事ではないが、後々の更新などの管理を考えると[[Homebrew]]や[[MacPorts]]などから[[gettext]]を[[インストール]]しておくのが理想的である。
+
このため[[gettext]]を別途手動で[[macOS]]に[[インストール]]しておく必要がある。
 +
[[gettext]]は[[ソースコード]]から[[ビルド]]しても特にハマるポイントもなく簡単なものであるが、後々の更新などを考えると[[Homebrew]]や[[MacPorts]]などから[[インストール]]しておくのが理想的である。
  
 
;Homebrewの例
 
;Homebrewの例

2021年1月18日 (月) 02:03時点における最新版

Cataclysm Dark Days AheadmacOS版は公式ビルドが配布されているので普通はそっちを使うべきである。

どうしてもソースコードからビルドしたい人は以下の通り。

gettextをインストールする[編集 | ソースを編集]

Cataclysmビルドにはgettextが必須であるが、macOSBSDという宗教に属しているため、それと敵対するGNUプロジェクトが開発を主導するgettextは標準搭載されていない。

このためgettextを別途手動でmacOSインストールしておく必要がある。 gettextソースコードからビルドしても特にハマるポイントもなく簡単なものであるが、後々の更新などを考えるとHomebrewMacPortsなどからインストールしておくのが理想的である。

Homebrewの例
$ brew install gettext

なお、Homebrewを使用した場合のgettextのパスは「/usr/local/opt/gettext/include」と「/usr/local/opt/gettext/lib」なので注意すること。

GitHubからソースコードを取得する[編集 | ソースを編集]

Cataclysm DDAの最新のソースコードGitHubにある。

$ git clone git://github.com/CleverRaven/Cataclysm-DDA.git

ディレクトリに入る[編集 | ソースを編集]

Cataclysm-DDAディレクトリに入る。

$ cd Cataclysm-DDA

ビルドする[編集 | ソースを編集]

そしてmakeする。

CXXFLAGSやLDFLAGSは適切な値を設定しよう。 以下は2014年3月25日時点のHomebrewでgettextなどを入れた場合の例である。

「-I」でインクルードファイルのパス、「-L」でライブラリのパスを指定している。 Mac OS Xにはncursesが標準搭載されているが、Makefileを見ると何故か指定されていないので、「-l」を付けて強制的に指定している。

「-j8」の部分はマルチプロセス並列コンパイルを行う指定なので無くても良い。 マルチコアCPUなどだとコンパイルが速くなる魔法の言葉である。 個人的には数字(プロセス数)はコア数の2倍(ハイパースレッディングはコアに含まず)くらいが良い感じだと思われる。

$ make -j8 NATIVE=osx 'CXXFLAGS=-I/usr/local/opt/gettext/include' 'LDFLAGS=-L/usr/local/opt/gettext/lib -lncurses -lintl'

完成[編集 | ソースを編集]

起動してみる。

$ ./cataclysm