シルクロード

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2014年2月14日 (金) 03:39時点におけるimported>Fallout New Tokyoによる版 (Silk Roadシルクロードへ移動)
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シルクロード
URL 新:http://silkroad6ownowfk.onion[1]
旧:http://silkroadvb5piz3r.onion[2][3][4]
営利性 はい
タイプ オンライン闇市
登録 必要
使用言語 英語
ユーザー 約96万
運営者 現:不明
旧:ロス・ウィリアム・ウルブリヒト
収益 92,000アメリカドル/月[5]
(trade volume 1.2 million US dollars per month)[5]
現状 再開、継続中
  

シルクロード英語:Silk Road)とは、無差別で無法地帯なオンライン取引所(ウェブサイト闇サイト)である。

概要

シルクロードはTorを通じてのみ利用できる電子商取引サイトである。シルクロードでは通常のインターネットからはアクセスできず、Torを通じてのみ利用できる。このためグーグルなどの検索エンジンにも引っかからない。また、シルクロードではドルに代わり、Bitcoinのみで取り引きを行う。なお、シルクロードは全て英語であり、Torだ、Bitcoinだ以前に99%の日本人はここで脱落する。

シルクロードは日本で人気のYahoo!オークション(通称:ヤフオク)から一切の制限をなくしたものだと思ってまず間違いない。出品者にも出品物にも一切の制限がない。 このためマリファナLSDヘロインコカインなどの禁止薬物にはじまり、偽造免許証や偽造パスポート、偽造車両保険、まだ表沙汰になっていないマルウェアセキュリティホール情報、クラッキングなどで盗まれたアカウントクレジットカード情報、ゲーム映画違法コピーなど、幅広い商品が流通している。また、物のみならず、殺し屋や傭兵などの「ほんとかよ」と思うような胡散臭い人材まで扱っている。

2013年7月まで95万7079人の登録ユーザーを保有していた。 [6]

かつてはロス・ウィリアム・ウルブリヒト(英語:Ross William Ulbricht、通称:Dread Pirate Roberts、DPR)によって所有されていた。

閉鎖と再開

閉鎖

FriendlyChemist(以下FC)と呼ばれるシルクロードの利用者がシルクロードのユーザー情報を手に入れ、これを公開するとDPRを恐喝した。これに憤慨したDPRは、FCの抹殺を計画し、ヒットマンに15万ドル相当のビットコイン(電子通貨)を支払い暗殺を試みた。

なお、実際に殺人はおこなわれなかった。

が、この暗殺指令がプリズムを張り巡らす米国諜報機関に察知され、FBI、HSD(国家安全保障省)、DEA(麻薬捜査局)などの合同捜査部隊により、2013年7月、シルクロードのサーバーへのアクセスに成功し、犯罪根拠を手に入れた。 DPRビットコインのユーザーフォーラムでアドバイスの書き込みを行い、そこにGmailメールアドレスを残していた。この安易なミスにより、捜査当局はDPRがRoss William Ulbricht容疑者であることを簡単に調べ上げたという。現実は、シルクロードにスパイ映画のような劇的な結末を用意してはいなかった。

同年10月、サーバーを押収し、所有者ロス・ウィリアム・ウルブリヒトを逮捕、シルクロードは閉鎖された。[7]それに伴いシルクロードの主要通貨であったビットコインは大暴落した。

再開

閉鎖からわずか3ヶ月後の2013年10月、何者かによって「シルクロード」を名乗るクローンサイトがオープンした。このサイトは.onionを使ったドメインも旧来のものとは別なものに刷新されいるので事実上の別サイトだが、閉鎖前のシルクロードを忠実に再現、かつ各種のセキュリティが高められていると言われており、より凶悪化した。

突然のクローンサイトは世界各国のIT系のニュースサイトで取り上げられ、瞬く間にかつての活況を取り戻させてしまった。

なお、新シルクロードではTorを使わずにTor Hidden Serviceを見られるようにするTorゲートウェイもことごとくブロックされている。

関連項目

参考文献

  1. Love, Dylan (2013年11月6日). “Silk Road 2.0”. Business Insider. 2013年11月7日閲覧。
  2. Access the Silk Road” (2013年7月8日). 2013年8月13日閲覧。
  3. Take A Trip Down The Revamped Silk Road Website”. CoEd Magazine (2012年8月8日). 2013年3月30日閲覧。
  4. How And Why To Get To Silk Road”. The Daily Anarchist (2011年6月21日). 2013年3月30日閲覧。
  5. 5.0 5.1 Christin, Nicholas (28 November 2012 (v2)). “Traveling the Silk Road: A measurement analysis of a large anonymous online marketplace”. arXiv:1207.7139v2 [cs.CY]. 
  6. FBI、悪名高いオンライン闇市場Silk Roadの所有者を逮捕、サイトを閉鎖―麻薬、殺し屋募集など容疑続々
  7. FBI、不正薬物の闇市場「Silk Road」を摘発