DSP

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DSP(Digital Signal Processor、でぃーえすぴー)とは、半導体チップの一種で、あらかじめプログラムを設定した状態で、次々とデータを流し込むと、次々と加工されたデータを返すものをいいます。

DSPの動作は現在のGPUコンピュートシェーダーに近いものですが、DSPはGPUとでいう「メモリVRAM)」の概念がなく、入力用レジスタメモリに値をセットすると出力用レジスタメモリに結果が出力されるという特性があります。プログラミングでいえばグローバル変数の概念がない引数戻り値だけの純粋関数のようなものです。

利用[編集 | ソースを編集]

DSPは主に電波や音声などのアナログ・デジタルの変換などに使われています。

セガバーチャレーシングバーチャファイターなどで使用された「Model1」では3DCGはDSPをバーテックスシェーダのように使用してプロジェクション変換しているそうです。一方でDSPにはメモリにアクセスする機能はなく、限れられたサイズの入力しか受け付けないため、ピクセルシェーダーでのテクスチャマッピングなどを実装するのは不可能だったようです。