DisplayHDR

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DisplayHDRとは、VESAが2017年12月11日(米国時間)に策定した「ディスプレイの画質・品質」を保証する認証規格である。

概要[編集 | ソースを編集]

「液晶のスペックシートは解像度以外意味わからん」という一般人向けに 「DisplayHDRと書かれていれば安心だ」と保証するというものである。

HDR10Dolby Visionなどの信号の送受信の規格とは違い、 こちらはあくまでも最終的な表示の品質の規格である。

グレード[編集 | ソースを編集]

DisplayHDRは以下の3つのグレードがある。 末尾の数字が大きいほど高画質・高品質なことを意味する。

  • 松:DisplayHDR 1000
  • 竹:DisplayHDR 600
  • 梅:DisplayHDR 400

条件[編集 | ソースを編集]

DisplayHDRは以下の条件を満たすことで取得できる。

  • 末尾の数値が最大ピーク輝度(cd/m2数)を表す。
  • 漆黒を表示した際の輝度は全グレードで0.1cd/m2以下であること。
  • 色域は
    • 「DisplayHDR 1000」「DisplayHDR 600」がBT.709 99%/DCI-P3 90%以上
    • 「DisplayHDR 400」はBT.709 95%以上

輝度」が第一条件に来ているので有機ELは非常に不利となる。

総評[編集 | ソースを編集]

ど真ん中の「DisplayHDR 600」が基準と言ってもいいだろう。 これはほぼiMac 5Kの液晶と同等品質である。

「DisplayHDR1000」はいわゆる映画撮影などに使われるマスターモニター級なので一般人には縁のない製品と思って間違いない。

関連項目[編集 | ソースを編集]