GLUT

提供: MonoBook
2020年1月20日 (月) 04:59時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

GLUT(語源:OpenGL Utility Toolkit)とは、OpenGLを使ったプログラムを簡単に書くためのライブラリである。

概要[編集 | ソースを編集]

GLUTはもともとシリコングラフィックスが配布していた非オープンソース(プロプライエタリ)なライブラリである。 最近ではOpenGLUTFreeGLUTなどといったオープンソースの互換品が作られている。

GLUTは本格的なOpenGLアプリを作るためのものではなく、OpenGLの教材を素早く作るためのライブラリという意味あいが強い。 OpenGLでは非常に面倒な、 立方体や球体、ユタティーポットなどの3Dモデルを動的生成できる機能や、 テキストの描画などが簡単にできる。

OpenGLだとfbxファイルobjファイルstlファイルといった3Dモデルを格納する各種ファイル形式のパーサーから作らねばならないので、glutSolidTeapot()関数を呼び出すだけでユタティーポットを表示だけでも相当な簡略化ができる。

また、OpenGLにたどりつく以前の部分を簡略化する目的で、OSに依存しない「ウインドウの作成」なども簡単にできる。 GLUTは簡単な分だけ制限制約も多いが、FreeGLUTではオリジナルにはない各種突破口が用意されており結構なんでもできる。

関連項目[編集 | ソースを編集]