GeForce GT 730

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GeForce GT 730とは、2014年6月18日にNVIDIAが発表したGPUである。

3種類ある[編集 | ソースを編集]

同じ名称のGPUが3種類あり、大きく性能が異なるので注意が必要である。

128ビットDDR3バージョン[編集 | ソースを編集]

Fermi世代のGeForce GT 430リネーム品

恐ろしいことに後発の「GeForce GT 710」より低性能というポンコツ。

64ビットDDR3バージョン[編集 | ソースを編集]

Kepler世代のGeForce GT 630 Rev.2リネーム品

一見すると「128ビットから64ビットにパワーダウンした廉価版」のように思えるが、最新鋭のGPUコアになった関係で性能は大幅に向上している。

ちなみにこの製品の2個あるGPUコアを1個だけ動くようにしたものが「GeForce GT 710」である。つまり「GT710の2倍の性能」である。

64ビットGDDR5バージョン[編集 | ソースを編集]

Kepler世代のGeForce GT 640 Rev.2のダウンクロック品。

GPUコアのクロック周波数が1046MHzから902MHzに引き下げられている。

比較表[編集 | ソースを編集]

128ビット 64ビットDDR3 64ビットGDDR5
コア名 GF108 (40nm) GK208 (28nm)
コア周波数 700MHz 902Hz
CUDAユニット 96 384
テクスチャユニット 16 32
ROPユニット 4 8
L2キャッシュ 256KB 512KB
バス幅 128bit 64bit
帯域 28.8GB/s 14.4GB/s 50.1GB/s
消費電力 49W 25W 38W

性能について[編集 | ソースを編集]

128ビット版は論外なので絶対に買ってはいけない。

64ビットDDR3版と64ビットGDDR5版の性能差は「30%前後」ということになっている。

ただし「VRAM不足に陥りメインメモリと頻繁に通信が発生する」という状況下でなければこの性能差はほぼ発生しない。

VRAMをモリモリ積んだハイエンド製品を前提としたベンチマークでは当然ながら2GB程度のVRAMは一瞬で食い尽くすので「30%の性能差」が出るという結果になるが、この手の製品を買う層の用途では「まず性能差は体感できない」と思ってよい。

よって消費電力のもっとも小さい「64ビットDDR3版」がオススメとなる。

備考[編集 | ソースを編集]

2021/06/09 MSI,ファンレス仕様でLow Profile対応のGT 730搭載カードを発売[編集 | ソースを編集]

エムエスアイコンピュータージャパン株式会社は、2021年6月9日(水)より、NVIDIA Keplerアーキテクチャを採用した GPU のNVIDIA GeForce GT 730を搭載したグラフィックスカードとして、「N730K-2GD3H/LPV1」を発売いたします。

本製品は、ローエンドクラスのGPUである GeForce GT 730 に、DDR3 2GB のメモリを採用したグラフィックスカードです。

映像出力端子を3系統備えており、マルチディスプレイ運用にも適しています。

その低消費電力からくる低発熱性により、冷却クーラーにファンを搭載しておらず、ファンノイズゼロのファンレスクーラーとなっています。

ボードサイズもロープロファイル仕様に小型化されており、省スペースでコンパクトな PC への搭載にもおすすめの製品です。

税込価格:4565円