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IEEE 802.11ah

1,751 バイト追加, 2022年10月22日 (土) 03:06
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'''IEEE 802.11ah'''とは、[[WiFi]]の規格のひとつ。
公称は「[[Wi-Fi HaLow]](わいふぁい・へいろー)」となった。

欧米で無線免許免除帯域となっている900MHz帯を使用する。
日本では920MHz帯を使っていたパーソナル無線を順次廃止し、2022年からWiFi HaLowに再割当てされた。

== 電波がよく飛ぶ ==
WiFi HaLowが使う920MHz帯はいわゆる[[携帯電話]]の[[プラチナバンド]]に近い帯域であり、
従来の2.4GHz帯や5GHz帯で運用されているWi-Fiネットワークと比較して、
通信速度は遅いものの、
電波の飛距離が「半径1キロ」と広いという特徴がある。

; リレーアクセスポイント
「最大2ホップ」のリレーアクセスポイントも規格の一部となっている。これを利用すれば3倍程度まで飛距離を伸ばすこともできる。

== 通信速度は遅い ==
通信速度は「1チャンネル1ストームあたり0.3Mbps〜4Mbps」となっており、
最大16チャンネルかつ最大3ストリームを束ねることで最強仕様だと「6.5Mbps〜234Mbps」まで出るそうだ。ただ普及価格帯の製品は「安定して10Mbps〜20Mbps程度の速度が出る」ことに主眼が置かれると思われる。

== 消費電力が小さい ==
また、WiFi HaLowは「[[Bluetooth]]並に低消費電力」という特徴もある。
このため[[IoT機器]]に最適だとされている。

== 主な使用例 ==
広大な牧場に太陽光パネルと小型バッテリーを装備したカメラを設置することで
電源もパケット通信料も気にせず24時間ライブ配信できるなどの用途が示されている。
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