JCB

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株式会社ジェーシービー英語: JCB Co., Ltd.)とは、日本のクレジットカード会社である。

概要

JCBは日本のクレジットカードの草分け的存在で、日本唯一の国際カードブランドであり、2013年3月末現在で会員数は約8000万人(内約1500万人が日本国外発行のカード)世界シェアは5位である。加盟店は世界190の国と地域で約2300万店である。国際ブランドに加わるという形態でなく、日本国内の他のクレジットカード会社と異なり、自身が国際ブランドを運営・展開しているという日本のカードを代表する企業である。

社名は前身の「日本クレジットビューロー」 (Japan Credit Bureau) の頭文字から、JCBブランドマークの青・赤・緑は、設立に関わった当時の旧東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行 : 青)・旧日本信販(現三菱UFJニコス : 赤)・旧三和銀行(現三菱東京UFJ銀行 : 緑)三社のコーポレートカラーを採ったものであった。

母体

歴代社長は、旧三和銀行から副頭取クラスが代々派遣されており(現社長の川西も旧三和銀行出身で三菱東京UFJ銀行副頭取を経ての就任)、2004年に日本信販がUFJ銀行の連結子会社となったことで設立母体はいずれもUFJグループを経て三菱UFJフィナンシャル・グループとなっている。

なお、ジェーシービーグループあるいはその母体会社の多くは当社へ出資をしており、メガバンク再編の影響で三井住友銀行やかつてはりそな銀行も大株主となっている。

りそな銀行はUFJグループに次ぐ大株主であったが、2005年9月に持株約12%の売却が報道され、2006年7月に当社と包括的な業務提携を行ったオリックスに約5%、野村證券に約5%(野村信託銀行へ信託)、野村ホールディングスに約2%を売却し、主要株主に変化が生じた。

その後、2008年5月に野村證券が保有株をトヨタファイナンスの親会社であるトヨタファイナンシャルサービスに売却したことでトヨタグループも主要株主となるなど、事業においては特定の金融グループ色に染まり過ぎない全方位外交で展開をしている。

関連項目

参考文献