「Laplacian filter」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「 強度が急激に変化する領域を強調表示するため、エッジ検出によく使用される。 == カーネル == 一般的に使用される2つの小…」)
 
 
(他の1人の利用者による、間の3版が非表示)
1行目: 1行目:
 +
ラプラシアンフィルター(Laplacian filter)とは、
 +
強度が急激に変化する領域を強調表示する特性があるため、画像のエッジ検出によく使用される。
  
 +
== カーネル ==
 +
ラプラシアンフィルターは[[畳み込み]]で表現できる。
  
強度が急激に変化する領域を強調表示するため、エッジ検出によく使用される。
 
 
 
== カーネル ==
 
 
一般的に使用される2つの小さなカーネル。
 
一般的に使用される2つの小さなカーネル。
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
36行目: 36行目:
 
この2つのカーネルは画像上のノイズに非常に敏感に反応するという特徴がある。その対策としてラプラシアンフィルターを適用する前に何かしらのノイズ除去フィルターを適用するとよい。
 
この2つのカーネルは画像上のノイズに非常に敏感に反応するという特徴がある。その対策としてラプラシアンフィルターを適用する前に何かしらのノイズ除去フィルターを適用するとよい。
  
ノイズ除去に畳み込みで表現できるガウシアンフィターを用いると、同様に畳み込みで表現できるラプラシアンフィルターと掛け合わせたカーネルを事前に計算しておくことができ、1回の畳み込みで済ませることができる。
+
ノイズ除去に畳み込みで表現できる[[ガウシアンフィター]]を用いると、同様に畳み込みで表現できるラプラシアンフィルターと掛け合わせたカーネルを事前に計算しておくことができ、1回の畳み込みで済ませることができる。
  
ラプラシアン・オブ・ガウシアン・フィルター(LoG)カーネル(ガウス = 1.4の場合)の例。
+
[[ラプラシアン・オブ・ガウシアン・フィルター]](LoG)カーネル(ガウス = 1.4の場合)の例。
 
{| class="wikitable"
 
{| class="wikitable"
 
|+
 
|+
131行目: 131行目:
 
|0
 
|0
 
|}
 
|}
 +
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[画像の畳み込み処理]]
 +
* [[グレースケール変換]]
 +
* [[AlexNet]]

2020年6月5日 (金) 03:08時点における最新版

ラプラシアンフィルター(Laplacian filter)とは、 強度が急激に変化する領域を強調表示する特性があるため、画像のエッジ検出によく使用される。

カーネル[編集 | ソースを編集]

ラプラシアンフィルターは畳み込みで表現できる。

一般的に使用される2つの小さなカーネル。

3x3
0 -1 0
-1 4 -1
0 -1 0
3x3
-1 -1 -1
-1 8 -1
-1 -1 -1

この2つのカーネルは画像上のノイズに非常に敏感に反応するという特徴がある。その対策としてラプラシアンフィルターを適用する前に何かしらのノイズ除去フィルターを適用するとよい。

ノイズ除去に畳み込みで表現できるガウシアンフィターを用いると、同様に畳み込みで表現できるラプラシアンフィルターと掛け合わせたカーネルを事前に計算しておくことができ、1回の畳み込みで済ませることができる。

ラプラシアン・オブ・ガウシアン・フィルター(LoG)カーネル(ガウス = 1.4の場合)の例。

0 1 1 2 2 2 1 1 0
1 2 4 5 5 5 4 2 1
1 4 5 3 0 3 5 4 1
2 5 3 -12 -24 -12 3 5 2
2 5 0 -24 -40 -24 0 5 2
2 5 3 -12 -24 -12 3 5 2
1 4 5 3 0 3 5 4 1
1 2 4 5 5 5 4 2 1
0 1 1 2 2 2 1 1 0

関連項目[編集 | ソースを編集]