MSX

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MSXとは、「MSX MAGAZINE永久保存版Vol.3」において「アスキーマイクロソフトによって1983年に提唱された8ビットパソコンの世界統一規格である」と定義されている。

概要[編集 | ソースを編集]

標準でプログラム言語MSX-BASICが搭載されていたため、MSXが切っ掛けでプログラマーへの道へ転落したという人間もいる。

CPUも当時幅広く普及していたプロセッサ「Z80A」を選択していたため参考資料が多く、アセンブラ機械語へとさらなる深みへと引き込ませた業の深いハードウェアであるとも言える。そのため、PC88, X1等の同時期のパソコンはもとよりファミコンより貧弱なゲーム性能でありながら熱心なファンが多数いた。

見ようによっては、現在の日本のゲーム業界に大きな影響を与えたハードウェアとも言える。

互換性[編集 | ソースを編集]

ファミコンメガドライブセガ・マークIIIはそれぞれ一つのハードウェアであるのに対し、MSXは規格であるため、それに準拠していればオプションが違っていても「MSX」を名乗ることができた。また、特定のメーカーによって独占されていたわけではなく、カシオ、日立、ソニー、パナソニックなど各社からMSX規格に準拠したハードウェアが販売された。

後にMSX2MSX2+MSXturboRと上位の規格が発表されたが、それぞれ下位互換性を有している。

価格[編集 | ソースを編集]

同時期のパーソナルコンピュータに比べれば価格が安く、小中学生でも購入できた。

名前の由来[編集 | ソースを編集]

「MSX」というネーミングの由来は、今なお公式には明らかにされていないが、MicroSoftX(変数の「X」。未知数を表す。)から来ているという説がある。後の「DirectX」、「ActiveX」等、マイクロソフトのX好きから考えると有力な説と言えよう。

ゲームを遊ぶ、作れるハードという点で、元祖XboxというのはMSXの事かも知れない。


MSX 「コーホ。360よ。私はお前の父だ。コーホ。」
Xbox360 「嘘だぁぁぁ」

アスキーとマイクロソフト[編集 | ソースを編集]

この2社は今でこそ別会社のように見えるが、当時のマイクロソフトアスキーの関係は、今で言うセガサミーバンダイナムコのような関係であり、持ち株会社「アスキーマイクロソフト」を設立していた。ようは日本法人がアスキー、米国法人がマイクロソフトという感じである。 そこら辺の詳しい事情は「アスキー」や「マイクロソフト」の項目を参照せよ。

なお、現在のMSKKアスキーマイクロソフトが社名変更したものである。

種類[編集 | ソースを編集]

MSX2[編集 | ソースを編集]

  • CPU Z80A
  • VDP ヤマハV9938
  • メインメモリ 64KB~
  • ビデオメモリ 64/128KB

MSX2+[編集 | ソースを編集]

  • VDP ヤマハV9958
  • メインメモリ 64KB~
  • ビデオメモリ 128KB

MSX turboR[編集 | ソースを編集]

  • CPU R800/Z80A
  • メインメモリ 256~512KB

MSXbox[編集 | ソースを編集]

  • CPU Intel Mobile Celeron 733MHz
  • GPU XGPU (X-Chip) 233MHz (GeForce3魔改造)
  • メモリ 64MB (メインメモリとビデオメモリで共有)

MSXbox360[編集 | ソースを編集]

Xbox360

関連項目[編集 | ソースを編集]