Mac OS X/NFSサーバーを構築する

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概要[編集 | ソースを編集]

Mac OS Xのファイル共有はSMBまたはAFPが基本となり、NFSは表面的にはサポートされていない。 ただnfsd自体は存在しており、ターミナルから別途設定してやることで利用できるようになる。

手順[編集 | ソースを編集]

UID,GIDを調べる[編集 | ソースを編集]

$ dscl . -list /Users uid
$ dscl . -list /Groups gid

/etc/exportsファイルを作る[編集 | ソースを編集]

Mac OS Xでは/etc/exportsファイルを生成すると自動的にnfsdが立ち上がる仕組みとなっている。

/etc/exportsの書式は以下のようになっている。

/PATH -mapall=${uid}:${gid} ${ipaddr}

例えば、IPアドレスが172.16.100.125のホストに、UIDが504(Macでユーザーを作るとほぼ500番台となる)で、GIDが20(Macの通常権限グループ「staff」は20番)として、/Volumes/DISK1/backupのマウントを許可する場合は以下のようになる。

/Volumes/DISK1/backup -mapall=504:20 172.16.100.125

なお、Linuxでよくある実装と異なりサブネットマスクによる範囲指定は出来ない。複数のホストに接続を許可する場合はIPアドレスをスペースで区切って記述する。

nfsdに設定を反映する[編集 | ソースを編集]

/etc/exportsファイルを作成した直後のみ自動起動するが、すでにnfsdが起動している状態で編集を行った場合は以下のコマンドで設定を反映させる必要がある。

$ sudo nfsd update

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]