Matrox G200

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Matrox G200とは、1998年にMatroxが発表したGPUである。

2021年時点でも現役[編集 | ソースを編集]

2010年にワンチップ化された「G200e」という製品が発売された。 その後も「G200eH」や「G200eH2」や「G200eH3」などと微妙に改良されているようだが中身は同じだと思われる。たぶん製造プロセスが違うんだと思われる。

このG200eは2021年現在も「アナログVGA対応」「低消費電力」「枯れている」という理由でHPDELLなどのサーバーオンボードGPUとしてよく搭載されており、Windows 10Windows Server 2019などの現行OS向けのデバイスドライバーも提供されている。

というか、インテル内蔵GPUまでもがVGA出力を廃止したので他に選択肢がないようだ。

概要[編集 | ソースを編集]

G200はMatrox初となる「AGPに完全準拠」し、かつ「3Dアクセラレーションに対応」したGPUである。

Millennium G200やMystique G200を筆頭にいくつかのビデオボードに採用された。 Millennium G200は当時最新鋭のSGRAMメモリとRAMDACを搭載し、Mystique G200は一般的なSDRAMメモリを搭載し、かつテレビで一般的だったSビデオ端子コンポジット端子など備えた安価な製品であった。

またG200ボードには別売りの「レンボーランナー」というドーターカードを装着でき、TVチューナーやビデオキャプチャ、MPEG1のハードウェアデコーダーなどが販売されていた。

ほとんどのG200ボードは、標準で8MBのVRAMを搭載して出荷され、かつ16MBにメモリ増設可能であった。なお、現行のG200eシリーズはほぼ「メモリ16MB」となっている。

G200はVRAMが不足するとメインメモリを自動的に利用する機構を備えた最初のGPUだと言われている。このためプログラムからはまるで無尽蔵にVRAMがあるように見える。

性能[編集 | ソースを編集]

1998年のGPUに性能を求めるのはお門違いである。