ページ「TurboGrafx-16」と「PCエンジンDuo-R」の間の差分

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'''TurboGrafx-16'''(型式:HES-TGX-01)とは、1989年9月1日に[[NECホームエレクトロニクス]]から発売した[[家庭用ゲーム機]]である。 定価は199ドル。
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'''PCエンジンDuo-R'''(PI-TG9)とは、1993年3月25日に[[NECホームエレクトロニクス]]から発売した[[家庭用ゲーム機]]である。
  
==概要==
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定価は39800円。
[[PCエンジン]]の海外仕様である。
 
  
[[ゲーム]]は「[[TurboChip]]」と呼ばれるカード型のメディアで供給された。これは[[PCエンジン]][[Huカード]]のピン配置を変えたものであった。物理的な[[リージョンプロテクト]]の意味合いがあったようだが、後にこのピン配列の差異を吸収する変換器が[[サードパーティ]]から発売した。
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[[SUPER CD-ROM2]]発売以降の[[PCエンジン]]は急激にアニメ系・[[美少女ゲーム]](アダルト路線含む)が増加し「[[キモオタ]]向け」に変貌し、とてもではないが親が子供に与えるには不適切な状態に陥っていた。[[PCエンジン]][[キモオタ]]向けに変貌してしまったことを反省し、[[白エンジン]]の頃の「子供向け」に立ち返るべく開発された製品がPCエンジンDuo-Rである。
  
また、コントローラー端子も[[PCエンジン]]とは異なる。 [[TurboDuo]] (PCエンジンDuo相当)からはコントローラー端子もPCエンジンと同じになった。
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まず子供が買いやすいように[[PCエンジンDuo]]よりも2万円も安くなった。
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ほぼ使わないであろう端子類などは全部削除された。
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部品点数が減れば故障も減る。[[単一障害点]]が減るのだから当然だ。
  
テレビとの接続はRF出力、連射パッド付き、という[[白エンジン]]と[[コアグラ]]の中間みたいな仕様となっている。
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さらに子供が乱暴に扱っても壊れないよう[[PCエンジンDuo]]より筐体に厚みをもたせ装甲が頑丈になっている。
  
CD-ROMメディアのソフトに関しては、日本国内向け本体、海外向け本体で相互に使用可能である。
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そして[[白エンジン]]ほど純白ではないが、似たような白色の筐体となった。
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白色だった[[CD-ROM2]]のころは普通の[[ゲーム]]が主力であり、灰色にした[[SUPER CD-ROM2]]や[[PCエンジンDuo]]から[[美少女ゲーム]]が増えた。
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漆黒の[[メガドライブ]]も別人種であるが[[キモオタ]]だらけだった。
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一方、白色の[[スーパーファミコン]]は馬鹿売れしている。
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ゲーム機は白いほうが勝つのである。
  
==関連商品==
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ただ[[プレイステーション]]の噂も出ていた時代であったため大きな流れを作るには至らなかった。
*[[TurboGrafx-16]](HES-TGX-01)
 
*[[TurboGrafx-CD]] (HES-CDR-01、TurboGrafx-16と同時発売)  - 日本国内版の[[CD-ROM²]]にあたる。
 
*[[SuperGrafx]] - [[PCエンジンスーパーグラフィックス]]に相当
 
*[[TurboExpress]] (HES-EXP-01、1990年11月発売) - [[PCエンジンGT]]と同機能
 
*[[TurboDuo]] (HES-DUO-01 1992年10月発売) - [[PCエンジンDuo]]と同機能
 
  
*TurboChip - Huカードに相当
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== 関連項目 ==
*TurboPad - 連射パッド
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* [[PCエンジンDuo]]
*TurboStick - スティック
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* [[PCエンジンDuo-RX]]
*TurboTap - 黒いマルチタップ
 
*TurboBooster - 拡張端子に接続してAV出力できるようにする装置
 
*TurboBooster Plus - TurboBoosterにバックアップ機能を追加
 
*TurboVision - TurboExpress用のTVチューナー
 
 
 
==関連項目==
 
*[[PCエンジン]]
 
  
 
[[category: PCエンジン]]
 
[[category: PCエンジン]]

2020年2月5日 (水) 02:34時点における版

PCエンジンDuo-R(PI-TG9)とは、1993年3月25日にNECホームエレクトロニクスから発売した家庭用ゲーム機である。

定価は39800円。

SUPER CD-ROM2発売以降のPCエンジンは急激にアニメ系・美少女ゲーム(アダルト路線含む)が増加し「キモオタ向け」に変貌し、とてもではないが親が子供に与えるには不適切な状態に陥っていた。PCエンジンキモオタ向けに変貌してしまったことを反省し、白エンジンの頃の「子供向け」に立ち返るべく開発された製品がPCエンジンDuo-Rである。

まず子供が買いやすいようにPCエンジンDuoよりも2万円も安くなった。 ほぼ使わないであろう端子類などは全部削除された。 部品点数が減れば故障も減る。単一障害点が減るのだから当然だ。

さらに子供が乱暴に扱っても壊れないようPCエンジンDuoより筐体に厚みをもたせ装甲が頑丈になっている。

そして白エンジンほど純白ではないが、似たような白色の筐体となった。 白色だったCD-ROM2のころは普通のゲームが主力であり、灰色にしたSUPER CD-ROM2PCエンジンDuoから美少女ゲームが増えた。 漆黒のメガドライブも別人種であるがキモオタだらけだった。 一方、白色のスーパーファミコンは馬鹿売れしている。 ゲーム機は白いほうが勝つのである。

ただプレイステーションの噂も出ていた時代であったため大きな流れを作るには至らなかった。

関連項目