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Mono

2,469 バイト追加, 2017年6月8日 (木) 09:22
その他にも、特定プラットフォーム向けに特化したサブプロジェクトも存在する。
なお、一般的なマルチプラットフォーム(いわゆる「[[Write Once, Run Anywhere]]」を目指す多くのプロジェクトとは異なり、Monoではビジネスロジック部分のみを共通化しようとする物が多く、インターフェイス(ビュー)に近い部分はそのプラットフォームに依存するような作りとなっている。これにより「[[Write Once, Run Anywhere]]」は実現できないが、そのプラットフォームが持つ特徴や性能を活かすことができる。
 
; Mono公式
* [[MonoTouch]] - [[iPhone]]や[[iPad]]、[[iPod touch]]といった[[iOS]]での動作をサポートしている。
* [[MonoMac]] - [[MonoTouch]]の技術を応用し、Mac OS Xへのネイティブ対応を行う。
* [[Mono for Android]] - [[Android]]での動作をサポートしている。
; サードパーティ製
* [[Unity]]
* [[PlayStation Suite SDK]]
== プロジェクトの目標 ==
また[[マイクロソフト]]純正の[[.NET Framework]]ではサポートされていない[[SIMD]]への対応など、Mono独自の革新的な機能の取り込みも積極的に行われている。
 
== Monoライブラリ ==
MonoプロジェクトにはMono本体に加え、便利なライブラリやフレームワークが多数用意されている。
これらは純正[[.NET Framework]]でも利用できる。
また、一部は[[NuGet]]でも配布されており、[[Visual Studio]]などからも手軽に利用できるようになっている。
 
=== 主なMonoライブラリ ===
{| class="wikitable sortable"
|-
! 名称 !! [[NuGet]] !! 概要
|-
| [[Mono.Addins]] || ○ || アドイン対応アプリを作るためのフレームワーク。
|-
| [[Mono.Addins.Setup]] || ○ ||
|-
| [[Mono.Cecil]] || ○ || [[CIL]]を解析するライブラリ。
|-
| [[Mono.CSharp]] || ○ ||
|-
| [[Mono.Linq.Expressions]] || ○ ||
|-
| [[Mono.Options]] || ○ || [[コマンドライン引数]]を解析するライブラリ。いわゆる[[getopts]]の[[C Sharp|C#]]版。
|-
| [[Mono.Reflection]] || ○ ||
|-
| [[Mono.Zeroconf]] || ○ ||
|}
== 歴史 ==
2000年12月にEcma Internationalにより[[.NET Framework]]ドキュメントが公開されると、Monoプロジェクトの創始者であるの[[ドキュメント]]が公開されると、Monoプロジェクトの創始者である[[ミゲル・デ・イカザ]]は.NET技術に興味を魅かれた。バイトコードインタプリタを調べてみると、彼はメタデータに関する仕様が存在しないことに気がついた。NET技術に興味を魅かれた。[[マネージドコード]]の[[インタプリタ]]を調べてみると、彼は[[メタデータ]]に関する仕様が存在しないことに気がついた。
2001年2月、彼は.NETメーリングリストにおいて不足している情報を公開するよう求め、同時にNET Frameworkの[[メーリングリスト]]において不足している情報を公開するよう求め、同時に[[C Sharp|C#]]の習得のため、C#で書かれたC#コンパイラの開発に着手した。[[コンパイラ]]の開発に着手した。
2001年4月、Ecma Internationalは不足していたファイル形式を公開し、デ・イカザは世界最大のGNOMEの祭典であるGUADEC(2001年4月6日~4月8日)において彼の開発したC2001年4月、[[Ecma International]]は不足していたファイル形式を公開し、ミゲル・デ・イカザは世界最大の[[GNOME]]の祭典である[[GUADEC]](2001年4月6日~4月8日)において彼の開発したC#コンパイラのデモンストレーションを行った(それは自分自身の解析が可能であった)。
同時期、GNOMEの事実上の開発母体であった同時期、[[GNOME]]の事実上の開発母体であった[[Ximian]]社では、生産性を向上するためのツールを開発するための会議が内部的に行われていた。実現可能性の調査の結果、そのような技術は構築可能であるという結論に至り、Ximianは他のプロジェクトからスタッフを集め、Monoチームを結成した。しかしXimian内部だけで社では生産性を向上するためのツールを開発するための会議が内部的に行われていた。実現可能性の調査の結果、そのような技術は構築可能であるという結論に至り、Ximianは他のプロジェクトからスタッフを集め、Monoチームを結成した。しかしXimian内部だけで.NETと同等のものを作るには人材が不足していたため、Monoをオープンソースプロジェクトとした。これは2001年7月19日、オライリーカンファレンスによって発表された。NETと同等のものを作るには人材が不足していたため、Monoを[[オープンソース]]とした。これは2001年7月19日に開催されたオライリーカンファレンスによって発表された。
それから3年近く経った2004年6月30日、Mono 1.0がリリースされた。
Mono FAQでは、名称の由来に関する質問に対して「我々は猿が好きなのです。」 (We like monkeys.) と回答している<ref>[http://www.mono-project.com/FAQ:_General "What does the name "Mono" mean?"] </ref>。
== インストール ==
=== FreeBSD ===
# パッケージを入れる
$ pkg install mono
 
# 共有メモリを増やす
$ echo kern.maxfiles=25000 >> /boot/loader.conf
$ echo kern.ipc.semmni=40 >> /boot/loader.conf
$ echo kern.ipc.semmns=300 >> /boot/loader.conf
 
# プロセスの細かい情報を取れるようにする
$ echo "proc /proc procfs rw 0 0" >> /etc/fstab
 
# SSL証明書をぶちこむ
$ mozroots --import --sync
 
=== macOS ===
[[macOS]]の場合はmono公式サイトからパッケージを拾ってきてインストーラーに従えばok。
また、[[Xamarin Studio]]を入れようとすると同時に入ってくる。
 
== Mono関連のコマンド ==
* [[xbuild]]
* [[monodis]]
* [[mcs]]
* [[xsp]]
* [[asp-state]]
* [[dbsessmgr]]
== 関連項目 ==
== 参考文献 ==
<references/>{{reflist}}
{{stub}}
 
[[category:Mono]]
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