Motif

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Motif(読み:もちーふ)とは、X Window SystemXlib )のクソっぷりを覆い隠すためにOpen Software Foundation(以下OSF)によって開発された「GUIアプリをサクッと作るためのライブラリ」の規格である。

当初はあくまで「規格」であり「OSF加盟各社が好き勝手に互換品を作れ」という代物であったが、結局のところOSFが公式にツールキット(ライブラリ)を作り公開した。当初からソースコード自体は公開されていたものの、それを利用するには商用ライセンスを契約する必要があった。2000年5月に「オープンソースOS上での利用に限り無償利用できる」というライセンスになった。

Motifはプログラミングする際にX11の疑似オブジェクト指向を意識する必要性がなくなる利点がある。

また、こいつを使うととりあえずウインドウやボタンなどの基本的な部品のデザインが統一される。Motifを使うと20世紀のGUIになり見た目はかなりダサいが「GTK+なんかより安定している」という理由で2021年時点でも利用したがるプログラマーが後をたたない。

関連項目