NeXTSTEP

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NeXTSTEP(読み:ねくすとすてっぷ)とは、米国Next Computer社のNeXTcubeNeXTstationに搭載されていたオペレーティングシステムである。

概要[編集 | ソースを編集]

大雑把に言えばNeXTSTEPはMach4.3BSDスパコン向け魔改造版)にオシャレなGUIを搭載したものである。 このためNeXTSTEPは邪悪なBSDの起源であるとされる。

開発環境[編集 | ソースを編集]

NeXTSTEP標準のプログラミング言語Objective-Cである。 Interface BuilderUIの設計をして、Objective-Cプログラミングをするという流れは現在のMac OS XにおけるXcodeと何ら変わりはない。

ただ、初期のInterface Builderは現在のようにソースコードと連動云々などといった機能はなく、あくまでUIの絵を描くだけのツールであった。 便利な統合開発環境もない。 テキストエディタで頑張ろう。

また、NeXTSTEPは標準ライブラリが恐ろしく貧弱であり、たとえば表形式でデータを表示(HTMLでいうテーブルみたいなの)したりするだけでも恐ろしいほどの労力を必要とした。 無駄に複雑なオブジェクト指向でありながら、それらを巧みに駆使しても大した事ができない。 誇張なく当時はWindowsのAPIが万能に思えるほど酷い有様だった。

この標準ライブラリは後にMac OS Xでも採用された。ただしMac OS Xはバージョンアップのたびに互換性の切り捨てとAPIの強制変更を繰り返したため、最近ではかなり完成度を上げてきている。逆に互換性の維持に縛られるWindowsの進化が鈍化しているように思われる。

関連企業[編集 | ソースを編集]

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]