OpenNIC

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OpenNICとは、IANAやIANAから権限を委譲されているNIC(ドメイン名を管理する民間組織や政府機関)の代わりとなる、NICおよびDNSルートである。

概要[編集 | ソースを編集]

コミュニティによって民主的に運営されるNICであり、OpenNICに対応したDNSサーバがボランティアによって世界中で稼働している。独自のドメイン群を管理しているが、本家DNSとも同期しているためプロバイダ等の設置する一般的なDNSサーバの代わりに使うこともできる。Google Public DNSやOpenDNSと同じようなものであるが、ロギング(各サーバは個人で運営されている為不透明ではあるが)・フィルタリング・広告ページへの誘導などがないのが売りである。

利用方法[編集 | ソースを編集]

公式サイトを開くと最寄りのサーバが表示されるので、それをDNSサーバとして設定するだけである。海外のボランティアが日本にもサーバを設置しているようだ。

DNSサーバとの通信を暗号化するDNSCryptに対応したサーバも多いが、こちらは面倒なセットアップが必要である。

OpenNIC独自のTLD[編集 | ソースを編集]

OpenNICは独立したDNSルートを管轄しており、独自のTLDも利用できる。もちろん、OpenNICのDNSサーバを使っているユーザにしかこれらのドメインにはアクセスできない(これはあくまでドメイン名の話で、IPアドレスを知っている場合は直接アクセスできる)。検索エンジンの目も届かないため、有志によってOpenNIC内専用の検索エンジン[1]が運営されている。

TLDの例[編集 | ソースを編集]

  • .bbs - 掲示板サービスのためのドメイン。
  • .dyn - ダイナミックDNSを提供するドメイン。
  • .geek - その名の通り、ギーク向けドメイン。
  • .oss - オープンソースソフトウェアのためのドメイン。
  • .pirate - 著作権で保護されたデータをコピーする海賊(いわゆる割れ厨)のためのドメイン。

いずれも申請すれば(条件が付せられている場合もあるが)無料でドメインを取得することが出来る。また、管理者として名乗り出れば新たなTLDを追加することも可能である。

外部リンク[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. http://grep.geek/ - 当然このサイトもOpenNICを利用していないと接続できない。