PCエンジンDuo

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PCエンジンDUO(型式:PI-TG8)とは、1991年9月21日にNECホームエレクトロニクスから発売したPCエンジンSUPER CD-ROM2を一体化したものである。 価格は59800円。

概要[編集 | ソースを編集]

PCエンジンDUOは新規にPCエンジンコアグラフィックスIISUPER CD-ROM2を別々に購入するより圧倒的に安く、 また単品のSUPER CD-ROM2より3ヶ月ほど早く発売した。スーパーシステムカードも内蔵しており、いちいちHuカードを挿す必要もない。

次にSUPER CD-ROM2を利用できるパターンは大雑把に以下の3パターンとなる。

  1. PCエンジン + CD-ROM2 + スーパーシステムカード
  2. PCエンジン + SUPER CD-ROM2
  3. PCエンジンDUO

これらのことから新規ユーザーはPCエンジンDUOを買ったほうが安いし便利であり、 既存のPCエンジンCD-ROM2の保有者はスーパーシステムカードだけを購入すればよいという状況であった。 このため単品のSUPER CD-ROM2はまったくと言っていいほど売れず、いまやレアアイテムとなっている。

実はPCエンジンDUOは据置ゲーム機ではなく携帯ゲーム機であり、背面にバッテリー端子がついており、電源コンセントのないところでも利用できる。カテゴリ的にはPCエンジンGTPCエンジンLTCD-ROM2搭載版ということになる。 個人的には自作バッテリーを作って車載していた。いま思うとシガーソケットをコンセントに変換するという最近よくみかける製品でいいじゃんという話だが、当時はそんな製品は思いつかなかった。思いついていれば一攫千金だったかもしれない。というかアダプタ端子にバッテリーを繋げればいいだけであり専用端子する必要性があったのかも疑問である。

PCエンジンDUOは前述のように携帯ゲーム機であり携帯性を上げるために無理に薄くしすぎて耐久性に問題がでたりした。そもそもこんなデカイのを持ち歩くとか99%の人はしない。非常に馬鹿げていることに気がついたため、2年後にバッテリー端子を無くしたり本体を分厚く頑丈にしたりと改善した「PCエンジンDUO-R」が発売となった。

関連項目[編集 | ソースを編集]