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Pash(読み:ぱっしゅ)とは、Windows PowerShellオープンソース実装である。

目次

名称について編集

Pash = Posh(PowerShell) + bash

Pashという名称は、Windows界隈で使われるWindows PowerShellと、Linux界隈で圧倒的なシェアを持つシェルのbashを合体させたという意味だそうだ。

実装について編集

PashはMono上の.NET Framework 2.0を使ったピュアマネージド実装となっている。またVisual Studio 2008でもコンパイルできることを確認しているという。なお、Windows MobileWindows CEで使う場合には.NET Compact Frameworkコンパイルしなおす必要がある。

PashはMac OS XLinuxSolarisBSDWindowsWindows MobileWindows CEを含む)などあらゆる環境で動く。プラットフォームにWindowsが存在するのが不思議に思われるかもしれないが、これは主にWindows2000などの今やサポートの終了した古い環境でも動くことを意味する。

2009年から開発は停止しており、その後のforkなども行われておらず、PowerShell 1.0互換であるという点が悔やまれる。 2013年3月20日、GitHubにおいてPashの開発が再開し、PowerShell 2.0以降への対応も活発に行われている[1]。 また、パーサーもIronyを用いて全面的に刷新されている。

インストール編集

2013年7月1日時点ではPashはGitHub上においてソースコードのみの提供となっており、自前でビルドする必要がある。

ビルドに必要なもの
  • git
    ソースコードを取ってくるのに使う。Webから取得する場合はこの限りではないが今後の事を考えると入れておいた方がいい。
  • Xamarin StudioまたはMonoDevelop
    同梱されているxbuildというコマンドで実際のビルドを行う。makeコマンドみたいなものである。

以下が大雑把な手順である。

$ git clone https://github.com/Pash-Project/Pash/
$ cd Pash
$ xbuild
$ mono Source/PashConsole/bin/Debug/Pash.exe

関連項目編集

参考文献編集

外部リンク編集