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'''PlayStation Suite'''(ぷれいすてーしょん・すいーと)とは、ソニーにより認証(「PlayStation Certified」という)をうけた機器上での動作が保障される仮想プラットフォームである。
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'''PlayStation Mobile'''(ぷれいすてーしょん・もばいる)とは、ソニーにより認証(「PlayStation Certified」という)をうけた機器上での動作が保障される仮想プラットフォームである。
  
[[PlayStation]]という名前から[[ゲーム]]だけと思われがちだが、普通のアプリも作れるらしい。PlayStation Suite向けゲーム開発については「[[PlayStation Suite SDK]]」の項目を参照。
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2012年6月5日までは'''PlayStation Suite'''(ぷれいすてーしょん・すいーと)という名称であったが、ソニー以外では初となる[[HTC]]の参入にあわせるかたちで改名された。
  
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[[PlayStation]]という名前から[[ゲーム]]だけと思われがちだが、普通のアプリも作れるらしい。このページでは主にサービスの内容について書く。[[ゲーム]]やアプリの開発については「[[PlayStation Suite SDK]]」の項目を参照。
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== タイムライン ==
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=== 2011年11月10日、クローズベータ ===
 
2011年11月10日にPlayStation Suite SDKのクローズドベータ版が発表され、参加者募集を開始した。クローズドベータ版は、個人でも応募でき、2012年2~3月に当選者へ逐次通知された。ただしこの段階では守秘義務があるため情報がまったくないに等しかった。
 
2011年11月10日にPlayStation Suite SDKのクローズドベータ版が発表され、参加者募集を開始した。クローズドベータ版は、個人でも応募でき、2012年2~3月に当選者へ逐次通知された。ただしこの段階では守秘義務があるため情報がまったくないに等しかった。
  
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=== 2012年4月19日、オープンベータ ===
 
2012年4月19日からPS Suite SDKのオープンベータ版が開始され、広く情報が一般公開がされた。正式版は2012年後半の公開を予定しており、年間使用権99ドルでライセンス契約を結んだうえで、[[PlayStation Store]]を通じて販売可能になる。当初不安視されていた「個人での参加」も可能であるとされている。
 
2012年4月19日からPS Suite SDKのオープンベータ版が開始され、広く情報が一般公開がされた。正式版は2012年後半の公開を予定しており、年間使用権99ドルでライセンス契約を結んだうえで、[[PlayStation Store]]を通じて販売可能になる。当初不安視されていた「個人での参加」も可能であるとされている。
  
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* WebKitおよびHTML5への対応は「やらなければならないと強く思っている」。
 
* WebKitおよびHTML5への対応は「やらなければならないと強く思っている」。
 
* ソニー以外のAndroid端末などへの展開は「交渉中」。
 
* ソニー以外のAndroid端末などへの展開は「交渉中」。
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=== 2012年6月5日、PlayStation SuiteからPlayStation Mobileに改名 ===
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初のサードパーティとして台湾の[[HTC]]が参入表明し、HTC Onesシリーズ(HTC One X, HTC One V, HTC One S)がPlayStation Certifiedのライセンスを取得した。これらの端末では今年後半より、PlayStation Suite SDKを使用して開発されたタイトルを遊ぶことができるようになる。
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それにあわせるかたちでPlayStation SuiteからPlayStation Mobileへ名称変更を行った。
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なお、[[PlayStation Suite SDK]]の名称については、PlayStation Mobile SDKなどとは改名されておらず、そのままとなっている<ref>http://www.scei.co.jp/corporate/release/120605e.html</ref>。
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さらに以下のゲームソフトウェアメーカーが参入すると発表された<ref>http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/psm_list_J.pdf</ref>。日本と欧州のみで北米がない点については不明。
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* アークシステムワークス株式会社
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* Atomicom Ltd.
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* Beatnik Games Ltd.
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* Big Head Games Ltd.
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* Honeyslug Ltd.
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* Icon Games Entertainment Ltd.
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* Omni Systems Ltd.
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* Origin8 Technologies Ltd.
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* Playerthree Ltd.
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* Pompom Software Ltd.
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* Quirkat Inc.
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* Retroburn Game Studios Ltd.
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* Ripstone Ltd.
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* SFB Games Ltd.
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* Spinning Head Software Ltd.
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* Thumbs Up
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* Tikipod Ltd.
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* Vlambeer
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* Wired Productions Ltd.
  
 
== PlayStation Certified ==
 
== PlayStation Certified ==

2012年6月5日 (火) 15:32時点における最新版

PlayStation Mobile(ぷれいすてーしょん・もばいる)とは、ソニーにより認証(「PlayStation Certified」という)をうけた機器上での動作が保障される仮想プラットフォームである。

2012年6月5日まではPlayStation Suite(ぷれいすてーしょん・すいーと)という名称であったが、ソニー以外では初となるHTCの参入にあわせるかたちで改名された。

PlayStationという名前からゲームだけと思われがちだが、普通のアプリも作れるらしい。このページでは主にサービスの内容について書く。ゲームやアプリの開発については「PlayStation Suite SDK」の項目を参照。

タイムライン[編集 | ソースを編集]

2011年11月10日、クローズベータ[編集 | ソースを編集]

2011年11月10日にPlayStation Suite SDKのクローズドベータ版が発表され、参加者募集を開始した。クローズドベータ版は、個人でも応募でき、2012年2~3月に当選者へ逐次通知された。ただしこの段階では守秘義務があるため情報がまったくないに等しかった。

2012年4月19日、オープンベータ[編集 | ソースを編集]

2012年4月19日からPS Suite SDKのオープンベータ版が開始され、広く情報が一般公開がされた。正式版は2012年後半の公開を予定しており、年間使用権99ドルでライセンス契約を結んだうえで、PlayStation Storeを通じて販売可能になる。当初不安視されていた「個人での参加」も可能であるとされている。

PlayStation Storeにおけるオンライン配信(オンライン販売)は、完全無料のゲームおよびアプリは不可とされ、有料もしくはフリーミアム(基本無料だが有料アイテムなどあり)に限定される。完全無料は禁止だが「広告を消す有料オプション」などを販売することで無料アプリは実現できるかもしれない。[1]

  • PlayStation3への対応は「ご期待ください」。
  • Unityからの出力は「交渉中」。
  • 3D物理エンジンの提供は「検討中」。
  • WebKitおよびHTML5への対応は「やらなければならないと強く思っている」。
  • ソニー以外のAndroid端末などへの展開は「交渉中」。

2012年6月5日、PlayStation SuiteからPlayStation Mobileに改名[編集 | ソースを編集]

初のサードパーティとして台湾のHTCが参入表明し、HTC Onesシリーズ(HTC One X, HTC One V, HTC One S)がPlayStation Certifiedのライセンスを取得した。これらの端末では今年後半より、PlayStation Suite SDKを使用して開発されたタイトルを遊ぶことができるようになる。

それにあわせるかたちでPlayStation SuiteからPlayStation Mobileへ名称変更を行った。 なお、PlayStation Suite SDKの名称については、PlayStation Mobile SDKなどとは改名されておらず、そのままとなっている[2]

さらに以下のゲームソフトウェアメーカーが参入すると発表された[3]。日本と欧州のみで北米がない点については不明。

日本
  • アークシステムワークス株式会社
  • 株式会社アートディンク
  • アイディアファクトリー株式会社
  • 株式会社アクワイア
  • 株式会社アスガルド
  • 株式会社アスキー・メディアワークス
  • アソビモ株式会社
  • 株式会社イメージエポック
  • 株式会社インデックス
  • 株式会社エイタロウソフト
  • NCM Entertainment Corporation / Forever Entertainment S.A. Group.
  • 株式会社エンターブレイン
  • 株式会社ガスト
  • 株式会社角川ゲームス
  • 株式会社角川書店
  • 面白法人カヤック
  • ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
  • キューエンタテインメント株式会社
  • ゲームロフト
  • 株式会社コーエーテクモゲームス
  • 株式会社サイバーフロント
  • 株式会社サクセス
  • 株式会社ジースタイル
  • 有限会社シンク
  • 株式会社スパイク・チュンソフト
  • 株式会社セガ
  • 株式会社ディースリー・パブリッシャー
  • 株式会社日本一ソフトウェア
  • 株式会社ネクスエンタテインメント
  • 株式会社ハムスター
  • 株式会社ピグミースタジオ
  • 株式会社フロムソフトウェア
  • 株式会社マーベラスAQL
  • 株式会社MAGES.
欧州
  • Atomicom Ltd.
  • Beatnik Games Ltd.
  • Big Head Games Ltd.
  • Crash Lab Ltd.
  • Futurlab Ltd.
  • Green Hill
  • Honeyslug Ltd.
  • Icon Games Entertainment Ltd.
  • Omni Systems Ltd.
  • Origin8 Technologies Ltd.
  • Playerthree Ltd.
  • Pompom Software Ltd.
  • Quirkat Inc.
  • Retroburn Game Studios Ltd.
  • Ripstone Ltd.
  • SFB Games Ltd.
  • Spinning Head Software Ltd.
  • Thumbs Up
  • Tikipod Ltd.
  • Triangle Factory
  • Vlambeer
  • Wired Productions Ltd.

PlayStation Certified[編集 | ソースを編集]

PlayStation Certified(ぷれいすてーしょん・さーてぃふぁいど)とは、PlayStation Suite向けアプリの実行やコンテンツの再生において、プレイステーション・クオリティが保てる機器に対して与えられる認証制度である。認証が通った機器の総称は「PlayStation Certified デバイス」を名乗れ、製品に「PlayStation Certified ロゴ」を付けることが出来るようになる。

このライセンス制度は、ソニー製品のみならず他社製品についても広く受け付けている。

2012年3月30日現在までに認証を受けた機器は以下の通りである。

  • NTTドコモ
    • Xperia PLAY SO-01D
    • Xperia arc SO-01C
    • Xperia acro SO-02C
    • Xperia acro HD SO-03D
    • Xperia NX SO-02D
  • au
    • Xperia acro IS11S
    • Xperia acro HD IS12S
  • ソニー
    • Sony Tablet S
    • Sony Tablet P

なお、PlayStation Vitaについては、PlayStation Certified デバイスではないが、PlayStation Suiteを利用できるとしている。また、2012年後半を目途にPlayStation 3が認証機器になる予定であると発表されている。

仮想マシン[編集 | ソースを編集]

PlayStation Suiteでは独自のVita OSという仮想OS(仮想マシン)が用いられ、PlayStation Suiteアプリはこの仮想OS上で動作することとなる。

このVita OSは、PlayStation VitaおよびAndroid OS搭載機器で動作するMonoをベースとした仮想マシン(仮想プラットフォーム)であり、AndroidでいうDalvik VMにあたる部分をMonoMRE)に置き換えたものと思って間違いない。PlayStation Suite対応機器の主力がXperiaシリーズであることからMono for Androidに近いのかもしれない。

PlayStation Suite SDK[編集 | ソースを編集]

2012年4月に予定されているオープンベータ版の登場に付随して、ツール類の使い方などを書くと巨大化すると思われるので「PlayStation Suite SDK」に移設しました。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]