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RealityEngineとは、シリコングラフィックスから発売したSGI Crimson及びSGI Onyx向けのビデオカードである。

これを搭載すると「グラフィックスワークステーション」が「グラフィックススーパーコンピューター」にパワーアップすると宣伝された。

目次

構成編集

RealityEngineはGeometry Engine、Raster Manger、Display Mangerの3つのボードでひとつである。

Geometry Engine編集

Geometry Engineはその名の通りジオメトリ変換を行う。移動、回転、拡縮、頂点ライティングを行う。今でいう「バーテックスシェーダー」だな。

Raster Manger編集

Raster MangerはGeometry Engineから受け取ったベクトルデータをラスターデータ(ビットマップ)に変換する。また、Zバッファーテスト、色と透明度のブレンド(アルファブレンド)、テクスチャマッピングマルチサンプルアンチエイリアシングなどの機能もある。今でいう「ジオメトリシェーダー」と「ピクセルシェーダー」をセットにしたものだな。

Display Manager編集

ディスプレイマネージャーはラスターマネージャーから受け取ったデジタルデータをアナログ信号に変換する。当時はアナログ信号のCRTディスプレイだったからね。

関連項目編集