RoboVM

提供: MonoBook
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RoboVMとは、スウェーデンのRoboVM社が開発した「Java仮想マシンに似た仮想マシン」である。

ざっくりいうとオラクル製ではない偽物のJava、「Write once, Run anywhere」を破壊者として有名な「AndroidJava」を模したものであり、Android向けに作ったアプリiOSでサクッと動かせるというもの。

Javaの自慢であったサンドボックス性を徹底排除し、バイトコードをほぼネイティブコードコンパイルして実行するようになっている。これはRoboVMはiOSで動かす前提なのでiOSアプリはJail内で実行されるので大丈夫という考え方だ。

大雑把にいえばLinuxWindowsのアプリを動かすWineMacRossetaに近いものだ。

主にlibGDXなどのゲーム界隈で人気があった。ただモバイルアプリの開発者は「iOS向けに作ってAndroidに移植」という逆の手法が圧倒的多数であったためあまり人気はなかった。

2015年10月、XamarinがRoboVMを買収した。

2016年4月、MicrosoftがXamarinを買収し、RoboVMを滅亡させた。

有志により「BugVM」としてフォークされ継続されている。