SketchUp

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動

SketchUp(読み:すけっちあっぷ)とは、パソコン用の3次元モデリング・ソフトウェアである。

概要[編集 | ソースを編集]

SketchUpはいわゆる3D CADであり類似品と比べても圧倒的にバカでも使えるほど簡単な操作性が特徴となっている。 有償のSketchUp Proと無償のSketchUp Makeがある。

その昔、Googleが買収したうえで無償版を出したことで一躍有名になった。

3Dプリンタとの相性[編集 | ソースを編集]

SketchUp Pro[編集 | ソースを編集]

有償版のSketchUp Pro(体験版で検証)は2016年時点では3Dプリンタに必須の3D CADの中でも一般人がギリギリ手を出せる価格帯の唯一まともな製品といえる。 fbxファイルへのエクスポート時はミリなのかインチなのかを選べる。

SketchUp Make[編集 | ソースを編集]

無償版のSketchUp Makeは3Dプリンタデファクトスタンダードであるfbxファイルstlファイルの読み書きが行えないため3Dプリンタでは使い物にならない。

SketchUp Makeでも使えるdaeファイルでのエクスポートではミリ単位で造形しても強制的にインチ単位に変換される。 これが非常に問題でdaeファイルをAutodeskのFBX Converterでfbxファイルに変換してみたが単位は無視され1/25.4の小さなモデルになってしまう。

そこでdaeファイルの中身はxmlファイルなのでスクリプトを組んで各頂点を25.4倍してみたが、今度は「ミリ-インチ」「インチ-ミリ」の2回の変換の間に浮動小数点数の丸め誤差がとてつもなく大きくなり、面と面が微妙に断絶した残念なモデルができあがった。そもそもSketchUp Makeでdaeファイルにエクスポートした時点で「10.0ミリ」が「0.3937008インチ」とかなりの大きな誤差が出ているので根本的にどうにもならない。インチからミリに再変換する際に小数点第3位〜第4位くらいで切り捨てれば少しはまともになるかもしれないがそこは試していない。

なお、無償版のSketchUp Makeが対応するもうひとつのエクスポート形式である「kmzファイル」は大雑把にいえばdaeファイルをzipで圧縮しただけのものなので結果は同じである。

かなり強引な手法でだましだまし使うのであればSketchUp Makeのテンプレート設定で「インチ単位」を選んだうえでミリ単位に読み替えて造形することだと思われる。しかしこの方法では小数点以下が1/2、1/4、1/8とかなり絶望感が凄い。

この問題の唯一の解決策は有償版を買えってことだ。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]