tGPU

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tGPU (読み:てぃーじーぴーゆー、語源:Tiled GPU)とは、CPUと同じパッケージに格納されたGPUのことである。

iGPU」と同じようなものである。 iGPUは「CPUとGPUがひとつの半導体として一体化しているもの」なのに対して、tGPUは「ひとつの半導体パッケージの中にGPUとGPUが別々に搭載されているもの」をいう。

一般消費者からすればiGPUもtGPUも何ら違いはない。

一方でメーカーからすると以下のような利点があるらしい。

  • CPUとGPUを別々の工場で製造できる
  • CPUとGPUの組み合わせを変幻自在にできる
  • CPUとGPUを数ミリくらい離して配置できるので熱設計に余裕ができる

tGPUは組立コストが増大するという欠点もあるが、すでにPCIeUSBWi-FiSATAM.2イーサネットなどの電子回路はCPUとは別チップとして半導体パッケージを組み立てる際に格納する手法が使われているため、GPUという部品が1つ増えたくらいではあまり問題にならないらしい。


この手法が大々的に宣伝されたのはIntelの「Kaby Lake-G」が最初だと思う。 本格的な採用はAMDの「Ryzen 3000」からだと思う。 また、Intelも「Meteor Lake」と「Arrow Lake」で本格的に採用するらしい。