Task Parallel Library

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Task Parallel Library(TPL、たすく・ぱられる・らいぶらりー)とは、.NET Framework 4.0で追加されたC#などの.NET Framework上のプログラミング言語で「手軽」に並列処理を行うためのマルチスレッドライブラリである。

MSDNではタスク並列ライブラリと日本語訳されている。また、正式リリースされる前まではParallel Extensions(ぱられる・えくすてんしょんず)という名前であった。

概要[編集 | ソースを編集]

TPLの大部分は、マインドストームマイコン入りレゴブロック)を制御するためのグラフィカルなプログラミング環境(言語)であるNXT-Gマルチスレッド実装に非常に強い影響を受けており、グラフィカルなNXT-Gソースコードテキストで書けるように移植したものと思ってほぼ間違いない。

また、MSDNをみるとParallel LINQ(通称PLINQ)もTPLの一部として紹介されているが、紛らわしいのでPLINQについてはPLINQページで。

TPLの主なAPIセットは、System.Threading 名前空間およびSystem.Threading.Tasks 名前空間で提供されている。

その他の並列処理ライブラリ[編集 | ソースを編集]

マイクロソフトはTPLを発表したのと同時期に、並列コンピューティングGPGPUなどのマルチスレッド以外の並列処理もふくむ)に関する実験的な実装をアホみたいに大量に発表している。

そのうち.NET Frameworkに標準搭載されることになったのがTPLであり、その他にも採用されるものから没になるものまで、とりあえず公開はされており、同時期に発表された並列処理ライブラリにはErlangっぽいConcurrency and Coordination Runtime(CCR)などがある。

並列コンピューティングの研究は現在でも続けられており、C++ AMPなど、日々あたらしい並列処理実装が考案されている。専用ページまであるよ。英語だけど。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]


外部リンク[編集 | ソースを編集]