メインメニューを開く

差分

Texture Mapping Unit

599 バイト追加, 2020年3月30日 (月) 09:16
編集の要約なし
'''Texture Mapping Unit'''(通称:TMU)とは、[[GPU]]に搭載されている[[電子回路]]で、のひとつで、[[テクスチャマップ]]として指定された[[ビットマップ画像]]を回転させたり、拡大縮小したり、[[射影変換]]したりするものをいう。まるで[[ファミコン]]の[[スプライト]]機能みたいだね。日本語では「テクスチャ演算ユニット」などとも呼ばれる。
== 概要 ==
[[バーテックスシェーダー]]で計算した頂点座標とテクスチャマップを入力すると画像変換処理が行われ、[[ピクセルシェーダー]]内で[[テクセル]]を指定すると適切な[[ピクセル]](色)が出力される。
[[シェーダ]]を書く[[プログラマー]]が意識するようなものではない。大雑把にいえばカメラの3D座標とテクスチャ画像のUV座標を高速変換して色をサンプリングする機構だ。
歴史的には1998年に[[3dfx]]社から発売した[[Voodoo2]]がTMUを搭載した最初の[[ハードウェア]]だと言われている。当時主流だった[[Pentium]]で[[ビットマップ]]の画像処理を行う場合とは桁違いの処理速度をみせつけ一斉を風靡した。
 
2020年になってもTMUは独立して搭載されているのが一般的である。たとえば[[AMD]]の[[Graphics Core Next]]では「4個のTMUと1個のROP」で「1つのシェーダープロセッサ」としている。
 
TMUは[[プログラマブルシェーダ]]を書く[[プログラマー]]が意識するようなものではない。[[HLSL]]や[[GLSL]]でsampler云々などの命令を呼ぶと内部的にTMUが稼働している。ちなみに[[GPGPU]]ではTMUの性能が大きく影響してくる。