ページ「P2V」と「3条項BSDライセンス」の間の差分

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(ページの作成:「3条項BSDライセンス(英語:2 clause BSD license)とは、BSDライセンスのひとつである。 == 概要 == BSDライセンスの原点である...」)
 
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'''P2V'''(語源:Physical to Virtual)とは、物理マシンを仮想マシンに変換する行為、およびツールのことである。
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3条項BSDライセンス(英語:2 clause BSD license)とは、[[BSDライセンス]]のひとつである。
  
P2Vという場合の多くは、[[PC]]に接続されている物理的な[[HDD]]を吸い出して[[仮想HDD]](ディスクイメージ)に変換するツール、およびそれらツールを使う行為を指している。これはゲーム機の[[エミュレータ]]において「[[ROM吸い出し]]」といわれた行為およびツールと同等のものである。
+
== 概要 ==
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[[BSDライセンス]]の原点である「4条項BSDライセンス」から「宣伝条項」を削除したもの。
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4条項BSDライセンスは[[GPL]]と同時に適用できないという問題点を抱えていた。
  
家庭用ゲーム機の場合は吸い出された[[ROM]]が[[P2Pファイル共有ソフト]]に流れたり、[[マジコン]]で利用されたりと違法なイメージが強かったため、[[パソコン]]や[[サーバー]]向けのものは、よりビジネスの場で語りやすいよう、「[[ROM吸い出し]]」から「P2V」に[[リネーム]]されたものと思われる。
+
散々議論された結果、1999年にBSDライセンスの発行者であるカリフォルニア大学バークレイ校ライセンス管理事務所のWilliam Hoskinsが「宣伝条項を無くす。既存の4条項も3条項として扱え」と発表した。
  
なお、対象が[[パソコン]]であっても8ビット機や16ビット機時代の[[フロッピーディスク]]をディスクイメージ化する行為は家庭用ゲームなどと同様に「[[吸い出し]]」という呼称の方が一般的である。
+
== 原文 ==
== 主なP2Vツール==
+
<blockquote>
*[[disk2vhd]]
+
Copyright (c) <YEAR>, <OWNER>
**開発 :[[マイクロソフト]]
+
All rights reserved.
**形式 :[[Virtual PC]][[Hyper-V]]、[[Xen]]
+
 
**備考 :[[Windows]]の[[シャドウコピー]]を使い[[Windows]]を動かしたままP2Vできる
+
Redistribution and use in source and binary forms, with or without
*[[VMware vCenter Converter]]
+
modification, are permitted provided that the following conditions are met:
**開発 :[[VMware]]
+
* Redistributions of source code must retain the above copyright notice,
**形式 :[[VMWare]]、[[vCenter]]
+
  this list of conditions and the following disclaimer.
**備考 :吸い出す対象のOSとConverterのバージョンの組み合わせが非常に複雑
+
* Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice,
*[[virt-p2v]]
+
  this list of conditions and the following disclaimer in the documentation
**開発 :[[RedHat]]
+
  and/or other materials provided with the distribution.
**形式 :[[Xen]]、[[QEMU]]、[[KVM]]
+
* Neither the name of the <organization> nor the names of its contributors
**備考 :[[ライブCD]]、動かしたままP2Vはできない
+
  may be used to endorse or promote products derived from this software
*[[Mondo Rescue]]
+
  without specific prior written permission.
**開発 :Hugo Rabson
+
 
**形式 :ISO
+
THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE COPYRIGHT HOLDERS AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND
**備考 :ディスクイメージではなくリカバリディスクを作るタイプ。
+
ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED
 +
WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE
 +
DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL <COPYRIGHT HOLDER> BE LIABLE FOR ANY
 +
DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES
 +
(INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES;
 +
LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND
 +
ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT
 +
(INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS
 +
SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.
 +
</blockquote>
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== 和訳 ==
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Copyright(c)<YEAR><OWNER>
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著作権所有
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次の条件が満たされていれば、ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更の有無にかかわらず許可されます。
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* ソースコードの再配布には、上記の著作権表示、この条件リスト、および以下の免責条項を保持する必要があります。
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* バイナリ形式の再配布は、上記の著作権表示、この条件一覧、および以下の免責条項を、配布に付属のドキュメントおよび/またはその他の資料に複製する必要があります。
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* 特定の書面による事前の許可なしに、このソフトウェアから派生した製品を推薦または宣伝するために、<組織>の名前またはその貢献者の名前を使用することはできません。
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本ソフトウェアは、著作権者および寄稿者によって「現状のまま」提供され、商品性および特定の目的への適合性を含む黙示の保証を含むが、明示または黙示の保証はされず
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免責<COPYRIGHT HOLDER>は、直接的、間接的、偶発的、特別、懲罰的、派生的損害(代替商品やサービスの調達を含むが、これに限定されない。
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使用、データ、または利益の喪失; (たとえこのような損害の可能性について知らされていたとしても)、いかなる責任も負いません。また、本ソフトウェアの使用中に生じるいかなる損害についても責任を負わないものとします。
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== 関連項目 ==
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[[category: ライセンス]]

2018年8月1日 (水) 04:34時点における版

3条項BSDライセンス(英語:2 clause BSD license)とは、BSDライセンスのひとつである。

概要

BSDライセンスの原点である「4条項BSDライセンス」から「宣伝条項」を削除したもの。 4条項BSDライセンスはGPLと同時に適用できないという問題点を抱えていた。

散々議論された結果、1999年にBSDライセンスの発行者であるカリフォルニア大学バークレイ校ライセンス管理事務所のWilliam Hoskinsが「宣伝条項を無くす。既存の4条項も3条項として扱え」と発表した。

原文

Copyright (c) <YEAR>, <OWNER> All rights reserved.

Redistribution and use in source and binary forms, with or without modification, are permitted provided that the following conditions are met:

  • Redistributions of source code must retain the above copyright notice,

this list of conditions and the following disclaimer.

  • Redistributions in binary form must reproduce the above copyright notice,

this list of conditions and the following disclaimer in the documentation and/or other materials provided with the distribution.

  • Neither the name of the <organization> nor the names of its contributors

may be used to endorse or promote products derived from this software without specific prior written permission.

THIS SOFTWARE IS PROVIDED BY THE COPYRIGHT HOLDERS AND CONTRIBUTORS "AS IS" AND ANY EXPRESS OR IMPLIED WARRANTIES, INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE ARE DISCLAIMED. IN NO EVENT SHALL <COPYRIGHT HOLDER> BE LIABLE FOR ANY DIRECT, INDIRECT, INCIDENTAL, SPECIAL, EXEMPLARY, OR CONSEQUENTIAL DAMAGES (INCLUDING, BUT NOT LIMITED TO, PROCUREMENT OF SUBSTITUTE GOODS OR SERVICES; LOSS OF USE, DATA, OR PROFITS; OR BUSINESS INTERRUPTION) HOWEVER CAUSED AND ON ANY THEORY OF LIABILITY, WHETHER IN CONTRACT, STRICT LIABILITY, OR TORT (INCLUDING NEGLIGENCE OR OTHERWISE) ARISING IN ANY WAY OUT OF THE USE OF THIS SOFTWARE, EVEN IF ADVISED OF THE POSSIBILITY OF SUCH DAMAGE.

和訳

Copyright(c)<YEAR>、<OWNER> 著作権所有

次の条件が満たされていれば、ソースおよびバイナリ形式での再配布および使用は、変更の有無にかかわらず許可されます。

  • ソースコードの再配布には、上記の著作権表示、この条件リスト、および以下の免責条項を保持する必要があります。
  • バイナリ形式の再配布は、上記の著作権表示、この条件一覧、および以下の免責条項を、配布に付属のドキュメントおよび/またはその他の資料に複製する必要があります。
  • 特定の書面による事前の許可なしに、このソフトウェアから派生した製品を推薦または宣伝するために、<組織>の名前またはその貢献者の名前を使用することはできません。

本ソフトウェアは、著作権者および寄稿者によって「現状のまま」提供され、商品性および特定の目的への適合性を含む黙示の保証を含むが、明示または黙示の保証はされず 免責<COPYRIGHT HOLDER>は、直接的、間接的、偶発的、特別、懲罰的、派生的損害(代替商品やサービスの調達を含むが、これに限定されない。 使用、データ、または利益の喪失; (たとえこのような損害の可能性について知らされていたとしても)、いかなる責任も負いません。また、本ソフトウェアの使用中に生じるいかなる損害についても責任を負わないものとします。

関連項目