VDI (Virtual Desktop Infrastructure)

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動

VDI(Virtual Desktop Infrastructure、通称:デスクトップ仮想化)とは、サーバー側に仮想PCを用意する方式のシンクライアントのことである。

概要[編集 | ソースを編集]

小さなPCを大量に搭載したブレードサーバーを使用したシンクライアントに近いことを、 一般的なラックマウントサーバーハイパーバイザーを利用して再現することができる。

価格[編集 | ソースを編集]

ブレードサーバーは独自仕様となるため量産効果も効かず、どうしても価格は高くなってしまう傾向がある。 その点、一般的なラックマウントサーバーであれば各社似たような価格で入手できる。 ただしハイパーバイザーのライセンス料などを考慮するとブレードサーバーの方が安い場合もある。

性能[編集 | ソースを編集]

VDI機能を有効にしたハイパーバイザーでは必要に応じてゲストOS仮想マシン)の起動と終了を行うものが多い。 これによりアクセスが少ないときは広大なリソースを利用できサクサク動く。 一方でアクセスが集中したときなどはリソースがカツカツになって非常に重くなる。

ブレードサーバー型はあくまでクライアントPCがサーバー室に大量に用意されているだけなので、 アクセスが多かろうが少なかろうが安定した性能となる。※ほとんどのブレード製品は社畜PCを模したAtomCeleronなのでクッソ遅い。

ではVDI型で「リソースがカツカツにならないように余裕を持った性能」にしようとすると今度はサーバーの価格が跳ね上がる。 なぜならコンピューターの価格はある一定を超えると「性能が2割増えることに価格は2倍になる」という特徴があるからだ。 サーバーを高性能なものにしようとすればするほどコスパは悪化するのである。

総論[編集 | ソースを編集]

  • 小規模な場合はシンクライアントなどいらん。
  • 中規模な場合はブレードサーバー型で高性能なブレードを搭載するほうがいいかもしれない。
  • 大規模な場合はVDI型の方が管理が楽。

関連項目[編集 | ソースを編集]