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VRM (Voltage Regulator Module)とは、パソコンマザーボードに搭載されている電源安定化回路である。

概要編集

CPUは負荷状態により消費電力が激変するが、VRMは常に「一定の電圧」を供給することでCPUの安定動作を補助する役目をしている。

VRMはPentium Proから導入された回路であり、この時代あたりからCPUメモリチップセットなどは1.5Vや1.3Vといった低電圧で動作するものが一般的になった。これらのためにAT電源ATX電源から供給される3.3Vや5V、12Vを1.5V以下に変換する機能を担う。CPUが必要とする電圧は「1.5V以下(1.5Vであったり1.3Vであったり)」と製品ごとに微妙に異なり、非常に曖昧であるが、そのたびに電源自体の規格を変えると相当めんどくさいので外部装置にしたとされている。

最近では発熱が結構すごいため巨大なヒートシンクが取り付けられていることも多い。

パソコンではパワーMOSFETで構成されるのが一般的である。

VRMが手抜きされたマザーボードではCPUの高負荷状態が長時間続くと不安定になることがある。 数十秒から数分程度の短時間の高付加状態では症状が出ないため、どうせエクセル程度しか動かさず起動時以外は常に低負荷状態である社畜PCなどでは手抜きされやすい。

関連項目編集