WARP (Windows Advanced Rasterization Platform)

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Windows Advanced Rasterization Platform(通称:WARP、読み:わーぷ)とは、Windows 7以降(Direct3D 10.1以降)に搭載されているGPUエミュレーターである。

概要[編集 | ソースを編集]

Direct3D 10.1対応のGPUを搭載したビデオカードがなくても、CPUでエミュレーションするというものである。

WARP以前にもDirect3Dには「リファレンスデバイス」という機能があり、クラッシュせずに動かすことは可能であったが、実用に耐えうる代物ではなかった。

一方、WARPはIntel GMA 3000などのローエンドGPUくらいの性能がでるように大幅に改良された。

Windows 7ではWARPに対応したアプリケーションはそこそこの速度で動く。 とくにRemote Desktopが爆速になった。

Windows 8ではWARPを強制的に利用する仮想ビデオカード「Microsoft Basic Render Driver」が搭載された。これによりソフトウェア側がWARPに対応していなくても利用できるようになった。

Windows 10ではDirect3Dをリファレンスデバイスで動かそうとしても問答無用でWARPになるようだ。