Wayland

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Wayland(読み:うぇいらんど)とは、RedHatの中の人が開発をはじめた「X Window System(以下X)に変わるディスプレイマネージャ」です。

世間一般では「WaylandはXではほとんど使われていない機能をバッサリ切り落として無駄が削がれ速い」と説明されることが多いですが、むしろ欠如している機能を付け足している部分の方が多いです。

Waylandの最大の特徴は「Xに欠如している機能のため上層のデスクトップ環境で実装されていた機能」の一部を実装している点です。これによりWindowsmacOSでは当たり前にできるのにLinuxではできない「アプリ間のコピペ」という致命的な弱点を解消しています。

Wayland 対応 アプリの作り方[編集 | ソースを編集]

「Wayland対応アプリ」はWaylandのSDKを使うことで開発できます。 この手法はFirefoxThunderbirdLibreOfficeなどの有名どころはすでに採用しています。

また、GTKの3以降やQtの5以降を使えばとくに深く考えずにWaylandとXの両方で動くアプリになります。 バカみたいなパフォーマンスを期待を追求したり、独自の壮大なフレームワークを持っているなどでなければ、こちらの方が簡単だと思われます。

主な用語[編集 | ソースを編集]

コンポジタ[編集 | ソースを編集]

Waylandは「仕様」だけであり、別途「実装」は大量に存在します。 コンポジタとはWaylandの仕様に準拠した実装(ディスプレイマネージャ)のことです。 必要最低限のシンプルなものから壮大なものまで存在します。