WebGPU

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WebGPUとは、表向きはW3C、実際にはアップルが開発している「WebGLが古臭くクソなので現代風のものに置き換えよう」というウェブブラウザ向けの3DグラフィックスAPIである。

概要[編集 | ソースを編集]

WebGPUの基本コンセプトはMetalDirect3D 12Vulkanと同じである。 つまり「速度こそ正義」というものであり、ハイエンドGPUに優しい突撃仕様となっている。

一方、グーグルWebGLを「OpenGL ES 3.0相当」に拡張した「WebGL 2.0」を発表した。 こちらは「汎用性こそ正義」というものであり、ローエンドスマホ向けSoCに優しい仕様となっている。

対立するものというよりは以下のように世代が違う3種類という感じである。

  • WebGL - dx9世代
  • WebGL 2.0 - dx10世代
  • WebGPU - dx12世代

性能[編集 | ソースを編集]

アップルによると、WebGLとWebGPUの性能差は、 インテルオンボードGPUでは大差はでないが、 GeForceRadeonを搭載したPCだと4〜8倍くらいの性能差がでるとしている。 まさにハイエンドGPUの性能を引き出すことに注力されている。

またページが読み込まれ実際にレンダリングが開始されるまでの速度がWebGLと比べて大幅に向上している。これはシェーディング言語のコンパイル速度によるところが大きい。

ブラウザの対応状況[編集 | ソースを編集]

2019年9月時点ではWebGPUとWebGL 2.0のどちらも、各ブラウザにおいて「実験的な機能」にとどまっている。

2021年9月に公開されたGoogle Chrome 94にて実験的な機能として実装された。

シェーディング言語[編集 | ソースを編集]

シェーディング言語は独自の「WGSL」が採用された。

関連項目[編集 | ソースを編集]