Windows Aero

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動

Windows Aero(読み:ういんどうず・えあろ)とは、Windows Vista以降に搭載されているグラフィカルユーザーインターフェースである。

概要[編集 | ソースを編集]

Windows Vista の登場に合わせ、Windows 95の最初のリリース以来となる全面的なユーザインタフェースの改定が行われた。

内部[編集 | ソースを編集]

Windows Aeroは従来のGDIではなくDirectXをベースとしたDesktop Window Managerと呼ばれる描画システムに置き換えられている。 これはMac OS XQuartz Compositorと非常に似た仕組みである。

外部[編集 | ソースを編集]

Windows Aeroでは操作性も細かい変更が加えられている。 これらは個別に何かしらの名称がつけられている。

ウィンドウ開閉時や、最小化や元の大きさに戻す操作の折に生じるウィンドウのフェードアウトおよびフェードインのアニメーション効果は表記中全バージョンのWindowsにて有効となっている。

機能名 機能概要 Windows Vista Windows 7 Windows 8/8.1
Aero Glass タイトルバーやタスクバー、スタートメニューを曇りガラスのように透過させる。従来よりウザいが従来より高速なのが特徴。 Yes※1 Yes No※2
Windows フリップ 現在開いている全てのウィンドウを一覧で表示して切り換える。Windows 8/8.1ではModern UIアプリケーションの表示にも対応。 Yes Yes Yes
Windows フリップ 3D 現在開いている全てのウィンドウの一覧を 3D 回転させる。とくに意味はない。 Yes Yes No
ライブサムネイル タスクバーのアイコンに当該ウィンドウを縮小表示する Yes Yes Yes
Aero Snap タイトルバーをドラッグしてウィンドウを画面コーナーに打ち付けると「右半分」や「上下びよーん」などとウインドウが自動整列する。高解像度のディスプレイでは捗る。 No Yes Yes
Aero Shake タイトルバーをドラッグしてウィンドウを上下左右に揺するようにドラッグさせると他のウィンドウが全て最小化する。 No Yes Yes
Aero Peek ライブサムネイルや [デスクトップを表示] ボタンにポインタを合わせた時に同一アプリのウィンドウ一覧やデスクトップを一時的に表示する No Yes Yes※3
Aero Auto Color 背景画像の色に応じてタスクバーやウィンドウ枠の配色を決定する。Windows 8以降で廃止されたAero Glassの代替。 No No Yes

※1 ウィンドウが画面全体に最大化の場合はタスクバーやウィンドウの透過は無効になり、それらの配色は黒色を帯びた配色になる。
※2 タスクバーは透過効果を抑え、その部分のぼかしをほぼ無効化して引き続き透過処理を搭載(8.1では透過効果は8に比べてやや強めになっている)。
※3 初期設定ではAeroプレビューは無効であるが、有効化設定は可能である。

関連項目[編集 | ソースを編集]

  • HyperDock
    MacをWindows Aero風にできる神アプリ。ただし有料。

参考文献[編集 | ソースを編集]