Xcode/古いSDKをインストールする

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古いMacから延々クリーンインストールせずにバージョンアップを重ねた人なんかは古いSDKも引き継がれるのでどうでもいいが、まっさらなmacApp StoreからXcodeインストールすると常に最新バージョンとなってしまう。しかも標準では古いSDKをインストールする方法がない。

かといって、Xcodeの自動マイグレーション機能(最新のプロジェクト形式に変換する機能)はほぼ使い物にならず、こいつを使って変換すると高確率でビルドできないものが出来あがる。

そのような場合はApple Developer Center(要Apple ID)から古いXcodeをダウンロードしてきて、その中から古いSDKを抽出して、最新のXcodeに無理やり入れてやると良い。

手順[編集 | ソースを編集]

1: xcodelegacyを拾ってくる[編集 | ソースを編集]

昔のXcodedmgファイルから抽出したSDKフォルダのコピペだけでいけたが最近はちょっとめんどくさい。 xcodeに古いSDKをぶち込む際の面倒な手順を省いてくれるナイスなシェルスクリプトgithubにて公開されている。

迷わずクローンだ。

2: 古いXcodeをダウンロードする[編集 | ソースを編集]

アップルのサイトから古いXcodeをダウンロードする。 Apple IDでログインが必要なので前述のスクリプトには含まれておらず、手動で落としてくる必要がある。

ダウンロードしたxcodeのdmgファイルはxcodelegacyのフォルダ内に置くこと。

3: 古いXcodeから古いSDKを抽出する[編集 | ソースを編集]

ここからxcodelegacyスクリプトの出番である。 以下のようなコマンドを実行するとSDKを抽出したtgzファイルが出来あがる(この例であれば「Xcode108SDK.tar.gz」が出来あがる)。

  • 例: osx108
  • ./XcodeLegacy.sh -osx108 buildpackages

4: 最新のXcodeに古いSDKをインストールする[編集 | ソースを編集]

  • 例: osx108
  • ./XcodeLegacy.sh -osx108 install

おわり

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]