中級者病

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中級者病(読み:ちゅうきゅうしゃびょう)とは、プログラミングなどを学ぶ際に、とくに中級者が陥りやすい精神疾患のことである。

概要

初級者から中級者へ昇格する時期は、ほぼどのようなソースコードでも読める程度にプログラミング言語に精通し、また偉いプログラマーの提唱したデザインパターンも一通り理解したくらいの時期である。

すると、プログラミング言語の持つあらゆる機能と、偉いプログラマーの提唱するあらゆる技術を使わねばならないという思い込みが発生する。そしてHello Worldにまで崇高なオブジェクト指向や壮大なデザインパターンを適用しようとしだすのである。

その結果、

  • 大量のクラス
  • 迷路のような変数渡し
  • 底なしに深いネスト

などといった凄い(ただし誰も理解できない)ものが生まれる[1]

また、条件分岐三項演算子を乱用するなどの症状も多く見受けられる。

最終的には第三者にとって読みにくい保守性の悪いスパゲッティコードが生成されることになる。

職業プログラマーにおいて中級者病の症状が発症すると、仕様書の作成や単体テストなどの工程を省き、「○○日で完成させた」などと工期の短さを自慢するようになる。さらに、そのような手抜きを前提とした見積書を作り、ライバル他社のお硬い見積書に対して「あそこの会社ボッタクリっすねぇw」などと営業しだすことが多い。

中級者病は教育環境に依存すると言われており、とくに教育した人間が悪いと好発しやすいと言われている。軍事や医療、金融などの世界では新入社員教育の一環として中級者病を防ぐ目的で「保守性」と「堅牢性」を第一に叩き込まれる。

関連項目

参考文献