Hyper-V

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Hyper-V(読み:はいぱーぶい)とは、Windowsに付属するハイパーバイザー型のPC/ATエミュレーターである。

概要[編集 | ソースを編集]

Hyper-Vとはここ最近のWindows Serverを買うと問答無用で付属しているソフトウェアである。 Windows Serverを買えない貧乏人向けにHyper-V ServerというWindows ServerからGUIを取り除いたものも無料配布されている。実はWindows Serverをフルインストールするよりも軽くてよい。 Windows 8などにもクライアントHyper-Vという機能限定版が付属している。なお、クライアントHyper-Vはゴミである。

Virtual PCのライバルであったVMwareハイパーバイザー型のvSphereを発表し、業務用の分野で圧倒的に先行したことに焦って作ったものであると言われている。 Xbox 360に搭載されていたXboxエミュレーターが開発終了になったのもHyper-Vに人的リソースをまわすためだという噂もあった。

類似品との比較[編集 | ソースを編集]

価格[編集 | ソースを編集]

価格面で比較すると、Hyper-VはWindows Serverを買えば問答無用で付属しているので類似製品の中でも圧倒的に価格が安い。Hyper-V Serverに至っては無料である。導入コストを抑える効果は大きい。

機能[編集 | ソースを編集]

機能面で比較すると、類似品の筆頭であるvSphereクラスタリングバックアップなどのあらゆる機能が単体で完結するのに対して、Hyper-VはWindows Server自体の機能で出来ることはWindows Serverの機能を使うという設計であり、Windows Serverに精通していないと小難しいという難点を抱えている。ようするに出来ること自体に大きな差はないが、操作性などは遥かに劣るため、運用時に求められる人材の教育レベルが鍵となる。つまり鯖管人件費で運用コストが増大する恐れがある。

ハードウェア[編集 | ソースを編集]

機材面で比較すると、Hyper-Vでフル機能を使うにはActive Directoryが必須になるなど周辺環境を整えるのが面倒である。一応、Active Directoryが無くてもそこそこは動き、最近のバージョンではActive Directoryの依存度も減りつつあり、Active Directoryが無くても使える機能が増えつつある。

また、Hyper-VはホストPC(Hyper-V自体を動かしている実機)がメモリ不足に陥ると、いわゆるスワップを張って粘るということを基本的にしないため、類似品よりも粘りがなく残念な感じである。類似品でもどのみち高負荷の負のスパイラルで墜ちることが多いが、Hyper-Vは特に弱い。よって実機のメモリの搭載量は3割増しくらいで余裕をみておく必要がある。

完成度[編集 | ソースを編集]

XenServerゲストOSLinuxを入れた場合にX11などのGUIが使えないなどの微妙な欠点を抱えているが、Hyper-Vではそのような問題は起きていない。 ただ管理ツールからコンソール接続した場合の反応速度はvmwareの方が動きの速い場面でも動画のフレームスキップのような動きをし応答性は良い気がする。

総論(2014/09/03)[編集 | ソースを編集]

とりあえず動かすには安いし、下手にオープンソースの類似性を使うよりも完成堂は高く、導入も楽である。 ただ業務用として本気モードで使う場合、長い目でみた場合はvmwareを買った方がそこそこの人材で運用できていい気がする。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]