ディープカラー

提供: MonoBook
2021年2月3日 (水) 03:29時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版 (→‎概要)
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ディープカラー英語:deep color)とは、コンピューターグラフィックスにおいて各色8ビットを超える色表現のことである。

概要

ディープカラーは従来のトゥルーカラー(1677万7216色)のように明確な規定はないが、一般的には「各色が10ビットや12ビットや16ビット」のRGB」であることが多い。 最近では12ビットの整数どころか16ビットの半精度浮動小数点に対応したものも登場している。

業務用ビデオカメラや一眼レフのRAW画像はほとんどディープカラーとなっている。 当然ながらこれらを「まともに」編集するにはディープカラー対応の液晶ソフトウェアなどが必要となる。

PC

GeForce

一部のPCに搭載されているGeForceなどのビデオカードには「フルスクリーンでしかディープカラーを使えない」などの制約がある。「ゲームや動画再生はフルスクリーンが普通だから問題ないでしょ?」というものである。

なんとこの制限はQuadroなどのワークステーション用のビデオカードを買うと解除され、ウインドウ表示でもディープカラーが使えるようになる。

2020年末のドライバアップデートでGeForceのウインドウ表示でも限定的ではあるがディープカラーを扱えるようになった。

Radeon

2021年時点で売られている「Radeon」を冠するビデオカードはすべてディープカラーを扱える。AMD製品は基本的にCPUGPUもケチくさい制限はない。

Intel

2021年時点で売られているインテルCPUに内蔵されているオンボードGPUもすべてディープカラーを扱える。

Mac

一部のMacに搭載されているRetina Displayはディープカラーが大前提となっている。 ウインドウ表示でもディープカラーは問題なく使える。

つまり「IntelオンボードGPUを積んだMac」と「NVIDIAQuadroを積んだWindows」では速度差を除けば機能的には同等であると言え、「NVIDIAGeForceを積んだWindows」はそびえ立つクソであると言える。

関連項目