等長配線

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等長配線(読み:とうちょうはいせん)とは、半導体半導体を繋ぐ複数の「配線の長さ」を同じくすることをいう。

これにより各配線の電気信号の到達時間が近似するようになり、パラレル通信時などのタイミングの調整が大幅に楽になるというものである。

概要[編集 | ソースを編集]

半導体クロック周波数が低かった時代は半導体間を繋ぐ配線はバラバラな配線長でも問題なく動いた。

しかしCPUメモリなどのクロック周波数が1GHzを超えたあたりからバラバラの配線長では信号の到達時間に差がありすぎて正常に動かすのが難しくなった。その解決策として「等長配線」という考え方が一般化した。

たとえば最近のPCマザーボード上のCPUメモリを繋ぐ複数の配線の長さはすべて同じになっている。マザーボードの配線をみて「なんで渦を巻いているのだろう?」と思うことがあるだろうが、それこそが等長配線である。

最近の回路図を描くソフトには必ずといっていいほどプリント基板上における等長配線を自動で計算・配線デザインしてくれる機能が付いている。

関連項目[編集 | ソースを編集]